第14話・・・クネリ_サラブレッド_コスモス・・・
「あら、クネリ。こんなところで何して………って、うわッ」
『憐山』ジストの側近、アルガがとある部屋の中に同じ側近のクネリをちらりと見掛けて話し掛けたのだが、その室内に充満する生臭い血の臭いと、頭部が吹っ飛んだ五人の構成員の死体を見て顔を歪ませた。
「あー、アルガだー」
クネリはアルガの声に振り向いて、感情の見えないぱっちりした目で軽く手を振ってくる。
ちなみに彼女の両手は鉄製のグローブが嵌っており、そのグローブを含め全身に返り血を浴びている。
たった今殺人を犯した人間とは思えない気軽さである。
「……また例の遊び?」
アルガが溜息混じりに聞くと、「うん」とクネリが頷いた。
「私に勝ったらなんでも言うこと聞くって条件でやったら鼻息荒くして五人がかりでかかってきてさー、ずるいなーって思って…………なんとなく、殺しちゃった」
『憐山』ではこういった身内同士の殺し合いはしょっちゅうである。幹部や側近クラスを死なせるとペナルティが発生することもあるが、下っ端ならなんのお咎めもない。
クネリは元通り魔のサイコパスで、「なんとなく」という理由だけでよく下っ端の頭の吹っ飛ばしている常習犯だ。
アルガは肩を落として。
「部下を殺し過ぎるなってジストさんに言われてるじゃん」
「そうだけどー、まあいっかなーって」
「なんとなく?」
「うん。なんとなく」
血が飛び散った顔で笑みを浮かべるクネリは、本当にサイコパスだとアルガは思った。
(……私も殺人娼婦とか呼ばれていて人のこと言えない悪道だけど、クネリといい、ルーランといい、『憐山』にいるとまだ自分がまともに見えてくるわねぇ)
アルガが『憐山』というイカれた組織にほとほと呆れていた…………………その時、事態は急変した。
◆ ◆ ◆
レイゴは今、身体的にも精神的にも一言では形容し難い状態に陥っていた。
「ぐッッッ、アアァッッッ……ッッッ!!」
レイゴの右半身は服が焼け焦げて、肌が炭のように変色してしまっている。右腕と右脚は変色している上に骨も折れていて、激痛でどうにかなってしまいそうだった。
それに何より、今レイゴの『龍凱烈牙』をそっくりそのまま返したブローディアの技である。
疲労によって膝をついたブローディアを掠れる視界の中に収める。周囲に八角形の手の平サイズの鏡を八個ぷかぷか浮かべたブローディアの姿に、ある人物がフラッシュバックする。
「おまえ……ッッ、西園寺瑠璃の……ッッ、娘かッッ!」
灰が喉にこびりついて声を発するだけでも辛いが、問い質さずにはいられなかった。
「違うわよ」
ブローディアが膝に手をついて立ち上がりながら、あっさり否定する。
「嘘だッッッ!!!」
しかしレイゴはそれを嘘と断定した。
「今俺の『龍凱烈牙』を返したのは過去に西園寺瑠璃が使った反撃技! 確か技名は『鏡爆反衝』!」
レイゴがその技を忘れることはない。
以前西園寺瑠璃と戦った時、八角形の鏡を八枚を使って、同じレイゴの『龍凱烈牙』を返して見せた砲撃や投擲技専用の反撃技だ。
八枚の鏡で相手の攻撃《砲撃・投擲》を囲み込み、炸裂の気で軌道をずらすように刺激爆破を加え、そのまま相手の方へ軌道を180度変えて、ついでに自分の気を織り交ぜてパワーアップして返す。
(この技は相手の攻撃を消さないよう小規模な刺激爆破を一瞬の内に何千何万と繰り返す超緻密な気操作力が求められるが……その代わり、最小限の気量で相手の強力な砲撃技を返すことができる! 西園寺瑠璃と戦った時も、『龍凱烈牙』で吹っ飛ばそうとしたら、このカウンターで形成を逆転させられたんだ…!)
確かに、同じ技を使っただけだと血縁とは証明できない。
しかしレイゴの『天超直感』が、親子だと叫んでいるのだ。
………そしてさらに、もう一つの驚愕の事実が判明した。
「つまり………お前……ッッ! 炸裂系だったのかッッッ!!!」
「ええ。それは認めるわ」
ブローディアが楽し気に肯定し、レイゴは削れるほど強く歯軋りした。
「私の質は炸裂系火属性。〝強化系のくせに〟とか。〝非力〟とか。色々言ってくれたけど、そもそも強化系じゃないのよね」
〝偽気法〟
分子レベルの気操作力により、他系統の気の〝感覚〟を再現する高等法技。
気は六系統全て同じ薄い橙色で、見た目からでは系統は判別し辛いが、下手な偽気法だと下級士でも上級士の気がどの系統か感じ取ることは容易である。
完璧に偽装するにはA級以上の気操作力が必要な上、偽装しても戦闘スタイルから質を予想することも難しくなく、実用性が薄いとされている法技だ。
だがブローディアは勘の鋭いレイゴ相手に、見事に偽装して大ダメージを与えてみせた。
レイゴは激痛に耐えながらブローディアを睨みつける。
(確かに紅華鬼燐流は他の系統でも再現できないことはない……とはいえ! あれだけ刀を交わし、気に触れていながらこの俺が気付けなかったのか……ッ!? いや、違和感はあった。俺の勘が〝何かある〟と叫んでた……ただ、『妖具』の瘴気を見せられて違和感の正体はそれだと錯覚してしまった…。今思えば『妖具』の瘴気を明かしたのは炸裂系であることを隠すカモフラージュも兼ねてたのか……ッッ! 頭が回りやがるッッッ!
……しかも、A級がS級相手に偽気法で質を誤魔化すなんていくらなんでも集中力が割かれるッッ! それでも俺の攻撃を防いでたってのか!? ………ブローディア、気の操作技術が軽くS級を越えてやがる…ッッ!)
まるで。
(まるで西園寺瑠璃じゃねえか……ッッ!!)
レイゴが戦った中でも一,二を争う超緻密な気操作力を持つ士。
彼女の効率よく最小限の気量で立ち回る戦法にどれだけ苦戦したか。
……ようやく、ブローディアのルーツが見えてきた。
紅蓮奏華克己から受け継いだ紅華鬼燐流と『妖具』の瘴気。
西園寺瑠璃から受け継いだ〝鏡〟の司力と緻密な気操作力。
「……ふざけたサラブレッドだなッ! どんだけ親に恵まれてやがるんだ…ッッ!」
「どうも」
ブローディアが適当な返事であしらう。
どのような状況でも必要以上の情報は与えないのが基本スタンスなのはわかっているが、それでも投げやりなブローディアの態度はレイゴの癇に障った。
「お前の潜在能力はわかった! いずれS級にも到達するだろうし、『聖』の組織内のことはよくわからないが、将来隊長の座も約束されてるんじゃねえのか!?」
レイゴに知る術はないが、それはあながち間違いではなかった。
「だがなあ!」
レイゴが痛みを堪え、凶悪な笑みを浮かべながらブローディアを視線で貫く。
「それもこれもお前が生き延びればの話だッッッッ! ここで死んじまえば将来もくそもないッッッ!」
「……私を人質にして総隊長をおびき出すって話はどうしたのかしら?」
「黙れッッッ!! ……西園寺瑠璃の娘……俺を放って産んだ娘………ぶち殺してやる…ッッ!」
レイゴはもはや自分が殺人衝動に駆られてるのか、嫉妬してるのか、よくわからなかった。
とにかく殺したい。目の前にいる小娘を、殺したい。
正体不明の殺意で、レイゴの心は完全に染まっていた。
「……やっぱキモ」
「ほざいてろ!」
レイゴが叫び、爆発するような気が彼を覆う。
その気が折れた右腕と右脚に溶け込むように絡みつく。
補強法。
操作法の応用で、骨折・損傷個所に気を浸透させて操る法技。人体・筋線維・神経という繊細な部分に気を正確に浸み込ませる必要がある高等法技だ。A級以上でないとほぼ扱えない。
レイゴが補強法で折れた右手足を動かし、落ちた刀を拾って二刀を構えた。
ブローディアが「ふーん」とぼやく。
「さっきまでと遜色ない構え。さすがだけど……、私に言わせればその補強法、ムラがありすぎ。私ならその半分の気量でできるわよ」
「うるせえ!! これぐらいのハンデがちょうどいいんだよッッッ!!!」
レイゴが臨戦態勢に入る。
気がレイゴの周囲を駆けるように迸る。下級士であればこの気の圧だけで意識を刈り取られてもおかしくない。
(もう使うしかねえぇッ! 紅華鬼燐流の最終奥義ッッ!『理界踏破』をッ!!)
レイゴは気を練り込み、士の必殺技『理界踏破』を繰り出す構えに入る。
「………残念だけど」
しかし、ブローディアは余裕を崩さず、告げた。
「十分、時間稼ぎはできたわ」
その時、パリンッとレイゴ達を覆っていた結界が破壊された。
「ッッ!?」
そして次の瞬間、眼前に新たに紫の仮面を付けた二人の『聖』の隊員が現れた。
◆ ◆ ◆
結界を破り、コスモスと共にブローディアを庇うように現れたラベンダーは現状を整理して驚愕していた。
(すごい…ッ! ブローディアさん…あのレイゴと互角に渡り合ってる…!)
ブローディアの気は限界近いが、レイゴはそれに見合ったダメージを受けている。
折れた右手足を補強法で補い、大火傷で感覚の一部が機能していない。
A級がS級相手に大健闘と言える。
(……瑠璃さんとフリージアさんの才能を継ぐ娘…ですか)
『親に恵まれなかった身としては、さすがに羨ましくなっちゃうわよ』
コスモスが言っていた言葉を思い出し、己の過去を一瞬振り返って、ラベンダーは仮面の裏で苦笑を浮かべた。
(……確かに、これは嫉妬しちゃいますね)
「ちょろちょろ増えやがって……ッッ!!」
深恋は即座に意識を切り替えた。
深手を負ったレイゴだが、それでも倒せるかわからないのがS級だ。
……しかし、それは一人だった場合。
(こっちは三人がかり。……いや、正直ここは私やブローディアさんがいなくても……)
スッと、深恋の視線が隣に立つ少女に目を向けられた。
◆ ◆ ◆
「ちょろちょろ増えやがって……ッッ!!」
思わずレイゴの口からそんな怒りの言葉が出るが、心情的に言えば〝苦しい〟が正解だった。
(……これは…ヤバいな…ッ。おそらく西園寺瑠璃の娘と増えた二人のうち一人は……『理界踏破』を使えばなんとかなるかもしれない……がッ、残る一人が確実に今の俺じゃ負けるッッ)
まだコードネームは知らないが、レイゴの視線はコスモスに向いている。
(なんだコイツ…ッ!? 気の底が見えない…ッ。体格からしてまだ十代半ばのガキだろ…!? 西園寺瑠璃の娘より明らかに実力上だぞ……『聖』どうなってやがるんだ…ッ!)
『聖』は精鋭揃いと聞いていたが、子供がここまでの実力を秘めていることには驚きを隠せなかった。
「ラベンダー、ブローディアに水薬を。……後は、私がやるわ」
ラベンダーが「わかった」と返事し、コスモスが一歩前へ出る。
レイゴは深く溜息を吐いた。
(……ムカつくけど、逃げるしかねえな)
潔く、逃げを選択する。
(さっき西園寺瑠璃の娘が張った結界法は破壊されたが、まだ結界に覆われてる。破壊する前に予め結界を張っておいたのか…。二重か三重で結界を張られている可能性はあるな…)
結界法は乱流法で多少時間を掛ければ壊すことはできるが、壊している間に狙われたら終わりだ。
(一つぐらいなら適当に戦いながら壊せるかもしれないけど、それ以上は厳し……)
………レイゴの、心の言葉はそれ以上続かなかった。
「ッッッッ!?」
目は離していなかった。思考しつつも、決してコスモスから注意は逸らしていなかった。
…………それなのに、コスモスは視界からいなくなっていた。
そして、気が付けばレイゴの顔面目掛けて、腕が伸びていた。
(コイツ…ッ、スピードっつうより……気配がないッッッ!)
レイゴはコスモスの実力に瞠目しつつ、超人的な反射神経で加速法を発動して一瞬で真横に移動する。
「……うーん」
数メートル距離を取ったレイゴに対し、コスモスは淡々とした口調で言った。
「本当は両目を焼き切るつもりだったけど、さすがに顔面への攻撃は反応されちゃうわね。いくら手負いと言えど、ちょっと舐め過ぎたわ」
続けて、コスモスは言った。
「おかげで右眼しか獲れなかった」
「ぐッッッ……ッッ!!」
レイゴが苦痛の呻き声を上げる。
コスモスの攻撃を躱したように思えたが、紙一重でその手が届いていたのだ。
レイゴの右眼周辺は黒焦げ、炭と化し変色している。皮膚も血管も焼かれ、血は流れていないが、頭を内側からじわじわ苦しめる激痛が喪失感と恐怖を増幅させている。
(『戦型忍者』の無遁法かッッ! ……しかもこの炭化する司力……こいつマジでヤバイッッ!)
そして次の瞬間、またコスモスが消えた。
「七式ッッ!! 『炎瓦壁』ッッ!!」
……だが、それよりも早く、レイゴは痛みに耐えながら、技を放った。
紅華鬼燐流・七式『炎瓦壁』。結界法に火を織り交ぜた炎の結界。
本来は相手と自分を密閉空間に閉じ込め、乱流法でも壊しにくい結界内で戦うための型だが、今回はコスモス達三人を閉じ込めるために使ったのだ。
『炎瓦壁』が張られることに気付いたコスモスがスピードを上げ、完全に張られる前に外側へ出ようとするが、間一髪間に合わず、レイゴは分断に成功した。
(今の内にッッ!! 速くッッ!!)
のんびりしていたら『炎瓦壁』を解かれてしまう。
急いでコスモスが張った結界を解く。
一番内側の結界は予め気を伸ばして微かに乱流法を施していたのですぐに解けた。
パリンッと結界が解けるが、やはりもう一個結界が張られている。レイゴは左手に二刀を持ち、右手の平を結界に当てて乱流法で破壊に取り掛かる。
(焦るな…ッ。集中しろ…俺! 大丈夫……『炎瓦壁』ならそこいらの結界より壊すのに時間が掛かる…大丈夫……)
しかし。
パリィンッ。
……それは、レイゴの『炎瓦壁』が壊れる音だった。
(なんッッ……あッッ!)
レイゴはすぐに悟った。
(西園寺瑠璃の……娘ッッ!!)
ブローディア。
並外れた気操作力と、紅華鬼燐流を扱う者。
『炎瓦壁』の気を乱すコツを熟知し、レイゴより早く乱流法で壊すことができるだろう。
(畜生がッッ!)
見ずともわかる。
あとコンマ数秒でコスモスがレイゴを殺しに来る。
万事休す、一か八か『理界踏破』を使うしかないか?
……そう思った、その瞬間だった。
(ッ)
レイゴの勘が、ピンと糸を張った。
まるで天啓に導かれるように、レイゴの残された左眼の視線が、結界のとある一個所に向けられる。
レイゴが右手の平を当てていた部分よりも一メートルほど右。
根拠などない。
しかしレイゴは直感に任せ、右手に持ち直した刀の切っ先に乱流法を施し、その結界の一部に向けて突き立てた。
……そしてなんと、本来なら数分かかる結界の破壊を、一瞬で起こしてみせた。
(なんだ……これ……ッ)
レイゴですら、あまり理解できていなかった。
…結論から言うと、レイゴは今、『天超直感』で結界のほんの僅かに不安定な部分を当てて、そこにピンポイントで乱流法をぶつけて結界法を壊したのだ。
そのことを理解し始めたレイゴは右眼の痛みを一瞬忘れるほどに興奮した。
ちなみに、二つ目の結界を破壊したが、また新しい結界が現れた。結界法・三重だったのだ。
本当ならこの三つ目の結界がある次点で詰みだった。
……だが。
「ハハハハハハハハハハハハハハッッッッ」
レイゴは高笑いしながら、結界を一太刀で壊して見せた。
パリイィンッ、と呆気なく結界が壊れる。
レイゴの『天超直感』は極限にまで高まっていた。
「ひょいっと」
レイゴはその場でぴょんとジャンプする。
その刹那、短刀を持ったコスモスの腕が通過した。
既にコスモスはレイゴの元へ辿り着き、今度は冷静に足を狙ったのだ。
だがレイゴの極限状態の超直感によって察知されてしまったのだ。万全な状態ならともかく、深手を負った現状では躱せなかった確率が高かった。
レイゴはそのまま少し離れたところに瞬時に着地し、逃げる。
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッッッ!! 最ッッッ! 高ッッッ!!」
(……………化け物ッ)
コスモスは心中で毒を吐いて、レイゴを追いかけた。
◆ ◆ ◆
ゾーンと言うべきか。フローと言うべきか。
極限の集中状態に達したレイゴはアドレナリンが大量に溢れ、右眼が炭化した激痛すら和らげていた。
後ろの追手には気付いているが、手負いと言ってもレイゴのスピードにはそう簡単には付いてこれない。
「やっほおおおおおおおおおおおおッッ! めっちゃ気分いいわぁぁッッ!!」
するとそこへ、「あれ? レイゴさん?」と一室からでてきた『憐山』の構成員が声をかけてくる。
「うぇい!」
レイゴは軽い声を発して、その構成員の首を落とした。
血飛沫がかかるよりも早くレイゴは駆け抜けていく。
(あ、やっべ。そうだ応援呼んでもらわなきゃいけないんだった……つい昂って殺っちまったぜ)
レイゴは呑気に自分が逃走している立場だと再認識し、次出会った構成員を盾にするなり通信機を拝借するなりして応援を読んでもらおうと考える。
……その時、見知った顔が廊下の向かいの角から姿を現した。
殺人娼婦のアルガだ。
「おう! アル……」
と、彼女の名を呼びかけたところで、レイゴの言葉が消えた。
なぜなら、アルガの様子がおかしかったからだ。
ぐっ、と歯を食いしばりながら必死の形相で走っている。その姿はまるで、何かから逃げているようだった。
「あっっ! レイゴさんッ!!」
するとレイゴの存在に気付いたアルガがスピードを上げて走ってくる。
レイゴの右眼の状態にも気付かないほどアルガは取り乱しており、何事だ?と思ったその時、アルガを追いかける人物が角から姿を見せた。
……レイゴは最初、紫の仮面を付けた『聖』の新たな隊員だと思った。
……滅茶苦茶面倒なことになった、そう思った。
……………しかし、事はレイゴの予想を大きく超えていた。
「なんで……ッ、おめえが……ッッッ!?」
現れたのは、レイゴと同じ『憐山』の幹部『十刀流のジスト』だった。
右手には血が滴った刀、左手には……………クネリの首を持っていた。
いかがだったでしょうか?
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