3章で使われた法技(スキル)と出て来た他の用語。
汎用の法技。
・残像法。
高速で動き回りながら、自分の身体を気エナジーで形作った物質を至るところに残すことで、相手の網膜への刺激を高めて残像を見せる中級法技。
・振動法。
気を振動させる。 例えば、刀に纏った気を超振動させることで、どんなに硬い大岩でも、そっと刀を当てるだけで容易く切断することができる。
・一体法。
複数の士の気を掛け合わせることで、両者の利点を引き延ばし、欠点を補い、本来の等級より上の力を発揮する技術。相方との息がどれだけ合っているかが非情に重要であり、少しズレるだけで威力は激減する。
・念心法。
長年の修行の末に使用することができる。人にもよるが、平均して五年以上、山奥の寺に籠り、テレビも携帯端末、ゲーム機器どころか雑誌程度の娯楽さえも断絶し、ひたすら精神統一、心頭滅却を主とする修行で己の内の部分を鍛え抜くことで、強靭な心を取得する。
その「心」は湊のような極限の域にまで達した冷静さとも違う、頑強な意志の塊。
その刃のような心《意志》を気に強く反映させ、相手の心へ直接干渉し、攻撃する。
強化系特有。
・瞬活法。
脳に強化の気で負荷を掛け、人が無意識の内に自分へ掛けているリミッターを開放する。
これを使えば爆発的に身体能力が高まるが、反動もある。故に、この法技スキルを使うのは一瞬、攻撃を繰り出す瞬間に限られている。
・感活法。
強化の気エナジーを感覚器官に集中的に注ぐことで感覚をより鋭敏にする。
拡張系特有。
・接着法。
他士の気に触れ、そのまま一体化、融合することで剥がれないようにする。
凝縮系特有。
・無敵法
超上級法技だ。
極限まで気を凝縮させ、他の攻撃・干渉を完全に遮断する技術。
理界踏破の一歩手前。
鎮静系特有。
・遅延法。
鎮静の気を空間の一部に置き、その空間に入った対象の動きを緩慢にする。
・虚無法。
消滅法を更に極めた超上法技。
理界踏破の一歩手前。
・温心法。
鎮静の気エナジーを対象の精神に作用させ、緩和する法技。
『陽天十二神座』の今のところの席次。
・二席:独立策動部隊『聖』new。
・四席:警視庁捜査零課『御劔』。
・五席:大規模連合族『御十家』。
・六席:『紅蓮奏華家』new。
・八席:強行秘匿探偵事務所『北斗』。
・十席:情報統制組織『禁架』。
『霊魂晶』。
過去の偉人才人の魂が眠る水晶で、体の中心部に埋め込まれている。




