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鎮静のクロッカス  作者: 三角四角
第2章 呪縛少女編

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プロローグ・・・苦しむ少女_研究_『妖具』・・・

 呪縛じゅばく少女しょうじょ編。一応ルビを振っておきます。

 

 一つの大画面の前。

 管制室のようにPCと人でいっぱいの部屋。


「素晴らしい。見て見なよ、弥生やよい。僕たちの夢がまた一歩躍進した姿を!」


「この少女、苦しそうですが?」


「力を手に入れるのに楽な道はないんだよ」


「そういうものですか」


「博士! 彼女はいつ頃『あれ』と同化できるのでしょうか?」


「うむ…薬物投与をあと数年は加える必要はあるじゃろ…それに人体器官もこれから壊れていくじゃろうからその都度『改良』する必要もある…使いものにするにはあと5年と言ったところじゃの。それから更に改良を加えなければならんし…」


「さすがに時間は掛かるようですね」


「これが研究というものじゃ。安心せい。『今回』の結果を踏まえて『次』は更に発展するじゃろ。『それ』を繰り返せばいずれ一ヶ月でこの研究は完成するじゃろ。何年掛かるかは分からないがな」


「素晴らしいです! 例え何年掛かってもいいですよ! 僕達はその礎で構わない! 僕達は僕達のできる限りのことをしましょう! 未来は未来の者たちに任せるのです!」


「儂は生きている間に完成させたいんだがの…この歳では無理か」



 弥生と呼ばれた無表情な女性は画面の中の苦しむ少女を見ながら、ぽつりと呟いた。

「これが『妖具ようぐ』ですか」


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