第5章での新しい法技(スキル)など
もし前話の前書きを読んでいない方がいれば、どうかまずそちらに目を通して下さい。お願い申し上げます。
新登場法技。
●別己法。
具象系特有法技。
己の分身を具象する分身法の上位互換。分身法は体も脆く、一挙手一投足を細かくマニュアル操作しなければならない。
しかし別己法は、己の体を完全再現具象し、気に意思を反映させることでもうオート操作を可能とし、気を通じて感覚も共有できる。
もう一人の自分を創造する、理界踏破一歩手前の超上級法技。
亜氣羽が使用。
●衝直法。
拡張系特有法技。
己と相手の気を吸収同化することで、相手の気による防御をある程度無視して衝撃を直接伝える法技。
理界踏破一歩手前の『聖』のコスモスや『憐山』のイーバが使用してた貫穿法の、下位互換法技である。
綺羅星桜が使用。
その他の新用語。
●『指定破狂区域』。
森や洞窟などの動植物に濃縮な気が宿り、暴走・狂暴化した一定区域。
ちなみに、気を持つ獣を『鬼獣』と呼ぶ。
場所によってはA級やS級にも匹敵する『鬼獣』が潜んでいるため、気軽に足を踏み入れれば命の保証はなく、その出入口は『士協会』が管理している。
●『参禍惨域』。
『指定破狂区域』の中でも特に危険とされる、S級士をも殺し得る『鬼獣』が多数生息する日本の三つの区域。
・『慟魔の大森林』。
・『屍闇の怪洞窟』。
・『焉螺の深海底』。
『慟魔の大森林』には榎屡氣や亜氣羽達が住んでいる。
『屍闇の怪洞窟』は五歳の湊が赤ん坊のスイートピーを抱えて育った場所で、『聖』の調査が進んでいる。
●『修羅士』。
赤黒い角『鬼赫角』と赤黒く淡く発光する線を全身に走らせ、人が鬼化した姿。
作中では基本的に『鬼獣使士』が使役する鬼獣に角を刺されることで『洸血気』を受け取ることで『修羅士』と成ることができる。
しかし『指定破狂区域』で育った湊や亜氣羽は元から体内に『洸血気』を宿しており、鬼獣がいなくとも『修羅士』に成れる。
一般的には『鬼尤羅化』と唱えているが、亜氣羽達は『鬼寶我』と唱えている。
●『恐凶命晶』。
『源貴片』の一種。
とある鬼獣の心臓が結晶化したもの。ババ様こと榎屡氣が多少加工している。
効能の一つとして、所持していると他の鬼獣除けになる。
湊が榎屡氣との交渉で『恐凶命晶』を100個手に入れている。
『御十家』。
・武者小路家。
・四月朔日家。
・九頭竜川家。
・久多良木家。
・阿座見野家 new。
『陽天十二神座』
・一席:未
・二席:独立策動部隊『聖』。
・三席:未
・四席:警視庁捜査零課『御劔』。
・五席:大規模連合族『御十家』。
・六席:『紅蓮奏華家』。
・七席:特殊諜報機関『白影』。
・八席:強行秘匿探偵事務所『北斗』。
・九席:未
・十席:情報統制組織『禁架』。
・十一席:未
・十二席:武装探検集団『森狼』new。




