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「「「おはようございます」」」
皆で、朝の挨拶をした後は食事を取って出発した。
ナビの案内で、順調に進み続け、その日は首都ゲーロの手前で野営となった。
その日も特に異常はなかった。
だが、明日は必ず何かが起こると確信している。
マッキーは答えなかったが、首都ゲーロには魔王が待っているはずだからだ。
翌朝、まずは偵察としてコメット一人で街に潜入することにした。
隠遁のローブを装備して気配を消す。
もうすぐ、街の門に入るというところで、街全体から黒い柱が上空に向かって伸びる。
黒い柱からは黒い霧が吹き出し、視界が悪くなっていく。
街の住人は悲鳴を上げて逃げ回るが、黒い霧に触れると、気が狂ったように地面でのたうち回り身体が変化していく。
住人のほとんどはデーモンになってしまった。
うーん、どうしよう?
闇を祓うような神聖魔法を覚えておけば良かったと少し後悔した。
状況が大きく変わったので、一旦戻ることにする。
「ただいま」
「街に黒い柱が見えますけど、コメットさんがやったんですか!?」
アンナが聞いてくる。
「いやいやいや、あんなこといきなりしませんよ。街に入ろうと門に向かっていたらあんなことに……」
「そうだったんですか。勘違いしてすみませんでした」
「それはいいんだけど、あれをどうしようかと思ってね。一旦戻ってきたんだよ」
「それならナビにおまかせするニャ!城まで続いている地下通路を知ってるニャ!」
「なんで、そんな情報を知っているんです?」
「帝国で案内の仕事をした時に知ったのニャ」
「なるほど、じゃあ、その案でいきましょう!」
「「「了解!(わん!)」」」
全員で、首都に続いている川に向かった。
「この川の水を首都に引いているニャ。川沿いに進めば地下通路への入り口があるのニャ」
案内の通りに進むと、たしかに地下通路の入り口があった。
「よし、準備はいいですね?では、入ります」
地下通路への扉は錠がかかっていたが扉ごと蹴破った。
川はそのまま地下通路に流れ込んでいる。飲料水だろうか?
地下通路は迷路のようにいくつも枝分かれしていたが、ナビの案内のおかげで問題なく進むことが出来た。
「そこの通路を右に曲がってまっすぐ行けば城に着くニャ!」
「止まってください!」
そう言って走り出そうとするナビを引き止める。
「この先から魔物の気配がします。割と大きいです」
曲がり角から現れたのは巨大なワニだった。
「こ、こいつは!」
「コメットさん、知ってる魔物ですか?」
「いいえ、知りません。ですが、多分食べると美味しそうです」
アンナの目が光る。
「ステーキにキノコも添えて」
ルネの目が光る。
「ワニ革で男らしさアップしそうです」
マルク君の目が光る。
「「「今すぐ倒しましょう!」」」
ルネがファイアボールで目眩ましし、3人はワニの近くに近づいて首を斬り落とす。
ワニは断末魔を上げる暇もなく倒された。
※その後、ワニはスタッフが美味しくいただきました。
早めの昼食も終わったので、地下通路を進み、城に出る扉に辿り着いた。
「ナビ、案内ありがとうございました。これを受け取ってください」
白金貨5枚を渡した。
「こんなに貰えるのかニャ!ありがとうニャ」
「ここから出来るだけ離れてください。出来れば帝国以外のほうがいいでしょう」
「分かったニャ!また案内が必要な時は呼ぶといいニャ!」
「ナビさん、お元気で!」
「バイバイ」
「僕も一緒に連れていってください!この場から逃げたい!」
1人だけ別れの挨拶じゃない奴が居たが、スルーした。
「ナビの案内はここまでです。ここからは気を引き締めて行きますよ!特にマルク君はね」
「ひいい!」




