07
7.
「Spring is dead」
呆気ない死に様だった。
聞けば腹に穴が空いた事すら興味が無いとばかりに、いつも通りの何もかもに達観したような表情を浮かべたまま春は死んでいたらしい。
そう。
春は殺された。
春が殺されたのは私が彼から弾丸を受け取った日から一週間と数日後……つまり今日である。
昨日は、朝はギルドの仕事、昼過ぎからは春の四方山話―――何でそんな事を知っているんだろう?と疑問に思うレベルの話―――を聞いて暇を潰した後、日々高まって行く彼への想いに、ついつい彼の事を想ってかなり遅くまで夜更かししていた。
そして今日。
部屋の扉をガンガンと殴るように叩く音に、不愉快と共に眠い目を擦りながら扉を開ければ、ゆかりちゃん春秋の夫婦2人とぷりんちゃんが血相を変えていた。
一瞬何事かと思ったが、聞けば春が誰かに殺されたという。
「へぇ、殺されたの……どうせその内死ぬのに相当恨みを買っていたのかしらね」
それを聞いて思ったのは面倒な事が増えるなというのが正直なところだった。失って初めて大事なものが分かるなんて言葉もあるけれど、精々そんな所だった。彼に任せていた事が全て私に振り被って来るわけだ。全く、下手人も面倒な事をしてくれるものだ。
そんな態度だった所為でゆかりちゃんとぷりんちゃんに怒られた。中身は男の癖に女の格好をずっとしている所為か妙に感情の起伏が激しくなっているゆかりちゃんが怒るのは分かるが、ぷりんちゃんにまで怒られるとは思わなかった。例え敬意を表していた相手だとは言え冷静な彼女がこんな事でそこまで怒るとは思わなかった。春の事が好きとかそういうのではないとは思うが、感情を爆発させるに足る相手だったのは確かだったみたいだ。あぁ、だったらそうだ。春がやっていた事は全部ぷりんちゃんに任せよう。彼女ならきっと巧く人を使う事だろう。エリナがいなくなってから彼女の派閥がこのギルドの最大派閥であり、彼女はある意味権力をほしいままにしている。春がいなくなった以上、彼女の発言力は私を除いて一番だ。適任だと思った。
「春ちゃんを殺した相手。絶対に見つけて殺してやります」
そんな物騒な事を口にするぷりんちゃんではあるけれど、ある意味頼もしい。
今現在、春を殺した犯人が誰かは分からない。けれど、内部犯であるのは確かだ。彼が殺された場所は円卓だったという。ご丁寧に私がいつも座っている椅子に座らされて殺されていたとか。まったく、気障な殺し屋だと思う。
そして、そんな事をするような奴といえば……誰だろう。少なくとも円卓の騎士のメンバーだと私は思うが……
「ギルドメンバー全員集めましょう」
春秋が珍しく中身の……男口調でそう言い、全ギルドメンバーへ春が殺された事が伝達された。
それが数時間前の話。
そして現在。
私は円卓の私専用の椅子に座りながら集められたメンバーを見渡していた。
傍から見ても一番怒っているのはグリードだった。弟のように扱っていた春が死んだのだ。絶対に犯人を許さないとばかりに集められたメンバー全員を敵視していた。
そのメンバーだが、全メンバーを集めたとは聞いたが、うちの弟はいないし、春の命令で情報収集に出ている者達はまだ戻って来ていないようだった。後者に関しては致し方ないし、容疑者でもないのでどうでも良い。弟に関してもまぁ……今となってはどうでも良い。弟が春を殺したというのなら逆に吃驚だ。他に目のついたメンバーといえば『彼』を探す時に北陸までついて来ていたあの少女……春様と春の事を呼んでいた少女は手で顔を覆って泣いていた。今も周囲の女メンバーに慰められている。他には……元々春を恐れていた円卓の騎士達やギルドメンバーはばれない様にどこかほっとしたような表情を浮かべている。客観的に見れば不謹慎であろうけれど、それだけ心を見通すような春という存在が怖かったのだろう。まぁ、彼らの心など私には心底どうでも良い事だった。
「春が殺されたわ。犯人探しするからそのつもりで。あぁ、そうそう。今ここで名乗り上げたら特別に殺すだけで許してあげるわ」
広間に集めたギルドメンバー―――割りと広い部屋だが入り切っていない―――に向かって座りながら、肘をつき、顎に手を置きながら心底だるそうに伝えたが、残念ながら犯人は名乗りをあげなかった。
「あぁそう。自ら名乗り出るぐらいなら最初から殺してないとでも言いたげね。まぁ、どうせこの中にいるんでしょうから言わせてもらうけれど……エリナみたいに簡単に死ねるとは思わない事ね」
見せしめという意味もある。エリナの事があってそれからそれほど時間も経たぬうちにまたしても内部から反乱を企てる者が出たのだから当然の処置だ。指の一本ずつ切り落として行ってやろうか。それとも昔おもちゃにあった樽にナイフを刺して海賊を殺すゲームでもしようか。何本まで耐えられるだろう。無理やり回復させて十月十日刺し続けるのも良い。ストレス発散ぐらいにはなるだろう。
処刑方法を考えている間に、次第、次第にギルドメンバー内にざわつきが伝搬していき、誰だ、誰だと皆が言い合うようになっていた。部屋中に俺じゃない、お前だろという疑心と暗鬼が跋扈し始める。醜い争いだった。
「煩いわね。静かになさい」
私の言葉に全員が口を閉じる。
私は春の様に顔色で嘘をついているかどうかなんて分からない。おどおどと無言で互いを見て疑い合っているメンバー達を見ていても分かるわけがない。こういう捜査が一番得意なのが春だった事を思えば、犯人を見つけるためには割と時間がかかりそうだった。ついついため息を吐きそうになる。こんな事をしているのは時間の無駄でしかない。私は彼を追いたいのだ。
「この場にWIZARDはいないが……彼女が犯人なのでは?」
彼の事を想い浮かべる私に向かってベルンハルトがそう言った。良い事を言ってぷりんちゃんの好感度でも上げたかったのだろうか。ナンセンスな意見だった。
「それはない」
あの糞女は数日前、春から彼が彼の地元にいて、NPCを連れて―――思い出すだけでも苛々する―――どこかに旅立ったという話を聞いて、『ふぅん?アレがお人形遊び?笑えるわ』と呟きながら少し考えるような仕草を見せた後、『情報ありがと。御礼に次会う時までは殺さないでおいてあげるわ』『それはどうも』などと春と戯言のやり取りをしてどこかに行った。元々彼の情報を得るためだけにこのギルドに居たのだ。情報が手に入ったら糞女がここにいる理由もない。戻って来ることもないだろう。戻ってきたとしたらその時はそれこそ戦争しかない。
それにしてもあの糞女は春からの情報を得て何か手掛かりを掴んだ。それが許せなかった。私には分からなかったのに、何でこの糞女は分かったのだと、ついつい流星刀を取り出そうとしたのを春に止められたのを覚えている。
ともあれ、そういう理由であの糞女が犯人という事はない。
そもそも、アレが人を殺すなら爆弾を使って殺す。であれば春の死体は肉塊になっており、今いるこの場所も暫くは使えなくなっていた事だろう。下手すれば建物ごと壊してもおかしくない輩である。
「さてと。面倒な事だけれど勝手に探すとするわ。でもまぁ、その前に黙祷ぐらいは捧げてあげましょう。春はギルドの為に尽力してくれたのだからね」
そう伝えれば、そこは日本人。言われるがままに一人、一人と目を閉じて行く。その姿を眺めながら酷く滑稽なシーンだと思った。
でも、そうやって皆がそうしていると春が死んだのだなという実感が沸いて来た。
最初に出会った時から私の行動を止める事も多かった春。面倒な奴と思う事はあれど、別に嫌いな奴ではなかった。そうでもなければ長い間一緒にいる事もなかっただろう。昨日も昼から夕方に掛けて話をしていたぐらいだ。
そんな春が死んだ。
Spring is dead。
神が死んだように春もまた死んだのだ。
とはいえ、別に悲しくはない。
感傷に浸る事もなく黙祷を続けるギルドメンバー達を見続ける。元々死ぬ事が分かっていた人間だ。彼の死は早いか遅いかでしかない。まぁでもここまで皆にしっかりと黙祷を捧げられると言う事はそれだけ彼がこのギルドのために尽力してきたと言う事だ。そのことには素直に尊敬する。
時間にして一、二分経った頃終了の合図を告げ、そして同時に声を掛ける。
「ぷりんちゃん、ゆかりちゃん、それとグリード。見つけ次第、犯人を私の下へ連れて来なさい。私は私で勝手に動くわ」
「あぁ、分かった。……なぁ、リンカ。手足の4本ぐらいは許してくれるんだろ?」
ぎり、と歯を鳴らした格好良いお兄ちゃんである所のグリードが物騒な台詞を吐いた。嘘だけれど。
あぁ、春がいないとダウトという言葉も聞けないのか、と少し残念に思った。そんな自分に驚いた。確かに彼のあれは鬱陶しかったけれど、あれはあれで張り合いがあったものなのだな、と今更ながらに感じている自分に本当、吃驚する。
「もちろんよ。好きになさい。ただし、殺すのは駄目よ。それは私がやる」
別に春の仇を取るつもりではないけれど、それぐらいはサブギルドマスターをやっていた春のために動いてやるのも吝かではなかった。
「で、やはりこういう時は動機を推察したり、アリバイを調べたりするのかしら?」
問いかけた所で誰が答えるわけもない。それこそ春がいなければ私にモノ申す者など殆どいない。精々、現実の知り合いでもある加賀ちゃんかトネちゃんぐらいのものだが……2人は不気味な程、静かだった。もっとも2人とも震えて一言も話せないというだけだけれど……そうやって暫く待っていれば、珍しい事にシホが口を開いた。一見して黒基調の地味な格好をしている女である。大変、男に騙されやすそうな、幸薄そうな感じの子である。
「春さんを殺す理由ですか……」
ご執心相手であるグリードが憤慨している所為だろう。少しは張り切って自分の良い所を見せようとしているのが分かった。ベルンハルト同様何とも場違いで何とも不謹慎だった。
これも嘘だけれど。
まぁでも、どんな理由であろうと、私としては犯人が見つかってさっさと彼を探しに行けるのならそれで良い。
「何か?」
「言葉は悪いですけれど、どの道、彼は近い内に死んでいたはずです。私達は当然それを知っています。ギルドメンバー全員が知っているといっても過言ではありません。それでもなお殺したとなると、やはり春さん殺しは衝動的なものだったのではないでしょうか?」
そこで一旦言葉を止めた。周囲を見渡し、異論がないかを確認するように。皆の同意を得て、それを前提として話を持って行こうとしていた。
「シホ、もったいぶらず話せよ」
そんな態度が逆にご執心相手には不愉快に思われているのだから彼女の幸が薄いのは確かそうだった。
「あ……ごめんなさい。えっと……その。春さんは一部の人に怖がられていました。それは……その、私も含めてですけれど。そういった人が衝動的にやってしまったのではないかと思うのです」
「ふん。対象に自分を含める事で、自分はそうではないと暗に言いたいってことか?誰がそんなのに引っ掛かるんだよ。黙れよ、売女。そんなに騒ぎたいなら部屋であんあんやってろ」
茶々を挟んだのはルチレ君だった。オッドアイの胡散臭い瞳で且つ気障ったらしく格好つけるように髪を掻きあげながらそう口にする。
「雑多なメンバーどもにあの野郎は殺せねぇよ。どうせ俺ら……円卓の騎士の中にいるんだろ?」
吐き捨てるように。
言葉尻そのものはにゃーにゃー騒ぐ猫のようで鬱陶し……いや、彼は猫派だし、彼の愛猫はそれはそれは可愛い子だし……一度煮干しをあげたら嬉しそうにそれを咥えて帰って行った時はスマホで動画を撮影したぐらいだし……猫に失礼だった。
ともあれ、ルチレ君の気障ったらしい台詞はさておき、確かにその意見には私も同意だった。
この規模のギルドとなるとサブギルドマスターというのは雲の上よりも遠い存在だ。数多いるギルドメンバーが春の怖さを噂では聞いていたとしても直接それを体験はしていないだろう。彼を殺そうとして衝動的に思ってしまうのは彼に近い人間……すなわち、円卓の騎士だ。
いや、寧ろ。
そう、寧ろ。
殺し慣れている人間じゃなければ、この場に出てくる事もなく、部屋の隅で怯えて隠れているだろう。だが、そういった者はいない。故に、私は春を殺したプレイヤーは殺人に慣れており、かつ殺人に何の感慨も浮かばない者だと思う。だとすればやはりルチレ君の言う様に容疑者候補は円卓の騎士が筆頭だろう。
1人、1人と円卓の騎士に目を向ける。
ベルンハルト―――先程からぷりんちゃんの様子が気になるのか心ここに非ずといった様子でいつも通りだった。
シホ―――ルチレ君に酷い事を言われて苛立っているのだろう。顔が真っ赤だった。
グリード―――弟分の春が死んで苛立っていた所に更に鬱陶しい会話をされたものだから尚さら不機嫌さを隠しきれない様子。
ゆかりちゃん、春秋夫妻―――2人でぼそぼそと何かを喋っていた。春の事を想って2人して悲しんでいるのだろうか。
加賀ちゃん―――無愛想な表情を浮かべたまま何も言わず。多分、内心怯えているのではないだろうか。次は自分なのではないか、とか。
トネちゃん―――怯えたまま顔すらあげず俯いたままだった。
そして、ぷりんちゃんは……
「2人とも、そろそろやめないと女王様が怒っちゃうよ?ううん、身内同士で争うなら……私も怒っちゃうぞ?」
口調はいつものアニメ口調だけれど、可愛らしい感じは鳴りを潜め、真剣な表情をしたまま2人の仲裁に入った。
ぷりんちゃんが怒ると言った瞬間、ベルンハルトやギルドメンバーの内で彼女を偶像とした派閥の皆---相当多い―――がぎろり、とシホとルチレ君に目を向ける。
その光景に、苦笑してしまった。
ベルンハルトにしてもそう。シホにしてもそう。ルチレ君にしてもそう。大多数のギルドメンバーにしてもそう。春が死んだところで、大多数の人間にとってはその程度なのだろうな、という浅い感慨を浮かべつつ物思いにふける。
さて。
本当に誰なのだろう。
この面倒な状況を作り出した犯人は。
正直、誰でもありえそうだった。ルチレ君は雑多なメンバーどもにあの野郎は殺せねぇと息巻いたけれど、レベル云々やステータス云々の話ではなく、きっと春は誰に襲われても抵抗しないだろう。
『あぁ、なるほど。僕は人に殺されて死ねるのか。だったらここまで生きていた甲斐があった』とか偉く達観した感じで格好つけて刺されて死んだに違いないとそう思った。
あぁでも、そうだ。
刺されて死んだのだから……
一度、春の死体を見てみるとしよう。
いくら春のHPが低いからといって低レベルプレイヤーの一撃でHPを削り取れるはずもない。……いや、実際にAGI特化型のHPがどれほどあるかは知らないけれど……
とりあえず、この場が終わったら死体を見に行くとしよう。スカベンジャーに喰われないように室内に隠している以上、死因ぐらいは探れるだろう。湿気の所為で早々に腐敗しているかもしれないけれども。
「じゃあ、とりあえず解散。何か分かったら私の所にきなさい」
そう口にした丁度その時だった。
どたどたと小煩く足音を鳴らしながら1人の少女が現れた。
名前は知らないが、ギルドメンバーであるのは確かだった。確か、春の情報部隊の一員だったと思う。春の事を聞いて情報収集から急いで帰って来たという所だろう。髪はぼさぼさ、息は切れ切れだった。
「は、春様が……お亡くなりになったというのは本当でしょうか!?」
その問い掛けは私にも届くほどに大きなものだった。
「本当よ」
「っぁ……そんな……」
崩れ落ちる少女。
その姿が鬱陶しかった。
態々このタイミングそんな少女然とした姿なんか見たくなかった。
が、その少女は即座に立ち上がり、
「リンカ様……春様の……さ、さいごの……指令。その報告に参りました」
流れる事のない涙をこらえながら、震える声でそう口にした。その姿は、へぇ、と自然と口にしてしまうぐらいに気丈に見えた。
エリナと春で2名の欠員が出ているのだ。こういう子が円卓の騎士にいるのも良いな、と思った。
「春の指令って何?私、聞いてないんだけど」
「はい。リンカ様には情報を掴んだらお教えすれば良いとのことで……何も得られないのならば報告の必要も無いと仰っておられました……っ」
「そう。だったら何か掴んできたということね。言いなさい。言って、下がりなさい。下がって自由に泣くと良いわ。そうするのもこのギルドでは自由よ。最も、泣けるものならね」
「関東で……東京付近の山間の街で発見しました」
歯を食いしばりながら、嗚咽を堪えながら少女は言う。
「何をよ」
「女NPCを連れた男を」
言葉の意味を理解した瞬間、私は椅子から立ち上がっていた。
そして、自然、唇が吊りあがったのが自分でも分かった。
「あは……あはははっ!良くやったわっ!もう良いわ、下がって良いわよ。あとで褒美を取らせるわ。落ち着いたら私の所へ来なさい」
「は……はい。では……」
立ち去る少女。
良くやったと絶賛する。
春、感謝してあげる。
最後の手向け、確かに受け取ったわ。
だから、御礼にせめて貴方を殺した奴を見つけてくびり殺してあげる。彼岸にいても見えるぐらいに盛大に殺してあげるわ。
「次の目標が決まったわ―――暴君を引き摺り下ろすわよ。この国に王と名の付く者は2人もいらないわ」
きっと彼はNEROに命令されて仕方なくあの人形を連れているのだ。間違いない。彼があんな人形を自ら連れ周るわけが無かったのだ。そうだ。そうに違いない。うん。私って名探偵。でも、考えてみれば当たり前の事だ。彼には私がいるのに人形遊びなんてするはずない。あぁ、ごめんなさい。あんなに一杯、弾丸をくれたのに気持ちを疑ってしまったなんて。
「リンカ!何を考えているんだ!今はそんな時ではないっ」
「リンカちゃんっ!」
「煩いわねぇ。春の弔いはしっかりするわよ。私って意外と律儀なのよ。だから、さっさと見つけなさい?私も協力してあげるわよ。でも、あまりに遅いと―――円卓の騎士全員諸共にやってしまうわよ?」
犯人が分からないなら、全員殺してしまえば良い。
全員の首を春の死体の前に並べれば春も浮かばれるだろう。
三日ぐらいは……いや、一日なら待ってやっても良い。
私が彼の事で一日待つなんて凄い譲歩だと思わない?
『ダウトじゃないのが悲しいねぇ』
そんな春の声が聞こえた気がした。




