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ヤンキーさん?

更新が、遅れてしまいました。


今、俺は商店街を歩いている。

………ヤンキーのお隣さんと一緒にだが。



「おい」


「な、なんでしょうか?」


「ん? なんで緊張してんだ? 折角街を案内してやるってんだ、もっと気楽にしな」



あれ、このヤンキーさん……実はいい人か?

それからはいろんな店やおすすめの飲食店などを案内してくれた。

街を案内とは言ったが、正確に言うと商店街しか案内する気はないっぽいな。



「さて、そろそろ腹減ったし………そこの店に入るぞ」


「は、はい」



近くの飲食店に入る。

ここは………定食屋かな?

こういった店は意外とどこにでもあるものなんだな………



「好きなもん頼め、ココは奢ってやる」


「え! い、いいですよ、自分の分くらい出しますって!」


「気にすんな、引っ越し祝いだ」


「…………それじゃ、お言葉に甘えて」



じゃあ、遠慮なくヤンキーさんに甘えさせていただこう。

俺はパッと目に入った親子丼を注文した。

ヤンキーさんはカツ丼を注文していた。


…………定食屋なのに、定食を注文してない。


俺はチラリとヤンキーさんを見る。

ヤンキーさんは腕を組んで目を瞑っている。

変わった人だなぁ。







***********







その後は何事も無く食事を終えて、アパートへ帰宅した。



「今日はありがとうございました」


「気にすんな」



最初は怖いヤンキーさんだと思ってたけど、今は優しいヤンキーさんっていうイメージになった。

少しではあるが、仲良くなれたかな?



「あの……」


「ん、なんだ?」



このまま部屋に戻るのもいいが…………俺は、できればこの人とは仲良くしたい。



「よければ、またお食事に誘ってもいいですか?」


「…………ああ。また、いつでも誘ってくれ」



ヤンキーさんは笑って了承してくれた。

やっぱりいい人なんだなぁ。



「っていうか、暇ならいつでも遊びに来い」


「えっ! でも……」


「いいから、気にすんな。私もちょくちょくお前の部屋に遊びに行くから」


「えっ、ええ!?」



仲良くしたいとは言ったが、それは急すぎないか!?

もしかして…………気に入られた?



「じゃあな」


「ちょ、ちょっと!」



ヤンキーさんはそう言うと部屋に戻っていった。


マジかぁ…………でも、少しでも仲良くなれたならいいかな?

うん、俺も部屋に戻ろう。

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