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私の進路

 私の名前はハヌル

 私の国では、6年間の一般教育の後、6年の専門教育がある。

 6年の専門教育は、選択ができる。

 自分がなりたいものと能力に応じて選択ができるのだ。

 勇者になりたければ勇者の専門教育をしてくれる学校に行けばいい。

 戦士になりたければ、戦士の学校に行けばいい。

 じゃあ、私は?

 私は何になりたいのだろう。

 

「ハヌル!」

 学校の門を出た時、幼馴染のヨンが私を呼んだ。

「ハヌルは、専門教育どこに行くか決まった?」

 ヨンとは家が近いから、このまま一緒に帰ることになりそうだ。

「まだ決まってない。ヨンは決まったの?」

 ヨンは綺麗な顔を私に向けてきた。

 目が合ってドキッとした。

 顔も綺麗だけど、目も青く澄んでいて綺麗。

 学校では優等生で女の子の人気を独占している。

「僕は、決まった」

 そう言ったヨンの顔は、ひきしまっていた。

「僕は戦士になるよ」

 戦士かぁ。

「ヨンならきっと素敵な戦士になれるよ」

「ありがとう」

 にっこりと笑ったヨンにまたドキッとした。

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