表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私のペットな吸血鬼  作者: 埜吹陸斗
81/81

吸血鬼さんバトルする21

「お願い、あの子達を助けて……!」


「あの子達……?」


 不意の先生の言葉に、私は思わず首を捻る。


 けれど、少し考えて後、先生の言葉の意味を理解した私ははっと顔色を変える。


「もしかして、クラスの皆のことですか?」


 私の言葉に、まるでそうだと言う様に強く首肯く先生。


 しかし、どうやら、怪我は治ってはいるが、精神的なショックからは立ち直れていないらしい。


 その証拠に、私達の手を包み込む先生の両手は、未だに小さく震えているのだ。


 私はもう片方の手で先生の手を包み込む様に握ると、刺激しない様出来るだけゆっくり、先生に問い掛ける。


「先生? もし、違ってたらごめんなさい。でも……もしかしたら、先生は皆に何があって、何処に居るのかを知ってるんですか?」


「……ええ」


 私の問い掛けに、先生は再度頷きながら答える。そして、何が起きたかを震える声で私達に話し始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ