親愛なる君へ
2018/10/02
沈む虚ろな眼のままで 過ぎる景色の流れ横目に
単に生きてくだけの日々 俯いたままで歩いた
この絶望の色の中 何を信じて生きていこう?
神も仏もアテにならない この世の中をどう歩もう?
誰も味方と感じない だけど敵とも思わない
自分自身を信じ得ない 真っ暗腐った厭な世界
ああ 今日も生きるのか
だからといって 死ぬ気もない
生きていくのは気だるくて
死ぬのはなんか味気ない
生きる意味 在りはしない
ただ 死ぬ理由も特にない
毎日朝から起きて食べ 夜は黙って布団の中
その繰り返しの他はない
何を楽しみに生きればいい?
探す気すらも 起きやしない
つまらない つまらない
生きることなんて
騒々しい中 耳にフタして
明日を疎む日々の中
ワンピースを翻し 電車を待つ君に出会った
私たちはそれは本当に 面白いくらいに気が合った
君と言葉を交わすうち 笑い方を思い出した
すべてを嫌った青年期 髪に金のメッシュを入れた
若気の至りは恐ろしく 学ラン校にブレザーを着た
成人してからもずっと 何も信じられなかった
世のすべてに嫌気が差した 私を君は変えてくれた
君は私の言葉を聞いて いったいどう思うだろうか
私に気がないかもしれない いや きっとそうだろう
けれどもしも もしも私と同じ気持ちなら
私のことを 好いてくれるなら
幾千年の時の果て 星の向こう 宇宙の外
何度 何十度生まれ変わっても
私は君と出逢いたい
My Dear. 親愛なる君へ
君を大切にすると誓う
たとえ壁が高くても きっとその先へ共に行こう
見える世界を変えてくれるのは、実は大掛かりな物ではないのかもしれない。
『何故この詩を書いたのか』
https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/781895/blogkey/2139211/




