歌
2018/07/04
友だち なんか居ない
誰も 話すことない学校
視線が痛い 言葉が痛い
喉が 詰まる 苦しい
ズキン と胸が痛む
親に迷惑なんてかけられない
だから そっと抱え込む
いつもいつも 独り
生きているのがツライ
苦しい もう いやだよ
こんな こんな苦しいのなら
もう 楽になりたい
死にたい 死にたいよ 死にたい
こんな世界とは オサラバだ
……これが ……本心
…………で あるはずが ないじゃないか
生きたい 僕は 生きたい
きっとある ここではないどこかで
僕を 認めてもらえる場所で
僕は歌う 声を張り上げて
懸命に 遠くへ届いてくれと
居るよ 僕は ここに居る
まだ僕は 生きようとしている
毎日毎日 同じような日
それでも 小さな幸せを抱いて
前を向いて 生きようとして
たまに 時々 振り返るんだ
僕はあの時 生きようと
懸命に 懸命に 生きようと
僕は 合っていたのかな
僕は 間違ったんだろうか
わからない けれど 生きている
生きたい 僕は 生きていきたい
その想いが 今をつくった
僕は 今 生きている
小さな 大きな幸せ抱いて
僕は歌った 生きるために
天へ向かって 轟かせた
粗削りで 雑な歌を
捻りもない ただの歌を
僕は歌う 声を張り上げて
想いよ どうかこもってくれと
言葉を 空にばらまいて
僕は生きた だから今 ここに居る
友だちを 友だちだと思えるようになった
そして 大切な 大切な人ができた
小さな 大きな幸せ胸に
僕は 明日へ生きていくんだ
僕が歌うこの歌は 捻りもない簡素なもので
はっきり言って つまらない けれど
僕を支える柱であって 僕が生きるカテであって
荒々しくて イビツな形の
まぶしい宝石であってほしい
どんな手段でもかまわない。生きるために、想いを形に。




