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夢をカタチに

2017/12/13

『子供の頃に願った夢』

『あなたは 覚えていますか?』

『僕は 忘れてしまいました』


幼心に願ったこと

幸せで とても楽しげな

希望に満ちた 未来絵図

曖昧なビジョンで見えた景色

とても 眩しいものだった


この世は光で溢れている

そう信じた 遠い過去

自分自身を抑え込んで

生きて行くほか 道はない

そんなこと 思いもしなかった


いつ願ったのか 何を願ったか

記憶は 遥か遠い星へ

夢を 今 形にできているのかな

叶えた自信なんかない

そんなもの 僕に あるはずもない


いったい どこに 置いてきたんだろう

今では もう 見当もつかない

毎日ベッドで夢に見た 明るいはずの将来で

淀んだ闇に 生きている


このまま 真っ暗な現在で

深く 堕ちていくのだろうか

小さい頃の 夢見る僕に

ずっと 顔向けできないまま


嫌だ そんなの嫌だ

ただ僕はそう 嘆きたい

泣くんだ わめくんだ 子供みたいに

馬鹿みたいに 大声で

どうしても 原点に戻りたくて


生きる目的 輝く将来

まだ どこかに残ってるよね

手に入れたいな 違う 取り戻すんだ

ランプの光を もう一度


失くしてしまった 夢を 希望を

再び この手で掴みたくて

僕はまた 走り出したい

一人で そうぼやき 泣く

動かない脚を叩きながら

動いてくれと願いながら


どこにあるかもわからない

形も忘れたゴール探して

いつか 必ず

必ず やってみせるんだ

やってみせてやりたいんだ

夢をカタチに 夢を現実に


蕾が開いてくれるように 陽の光を探すんだ

花が枯れ落ちるまでに 一度でも

トランペットを 聴けるように

過去に見た光、すでに幻影とかした今――

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