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被管理少年

2017/08/19

いつだって繋がれてるんだ

見えない 透明な 手枷と足枷

首には輪っかを嵌められて

そこに貼られたバーコード


僕らは管理されている


大人は僕らを自由だと言う

けれど 僕はそう思わない

制限 制約 規則 門限

僕らはあまり自由が利かない


けれど 大人はそう言った

大人はもっと 酷いのか


大人の思うそのままに

役に立つかも知らないで

僕らは学んで生きている

僕らは動かされてるんだ


大人は僕らを 子供と呼んだ

僕は僕らを ロボだと言った


箱庭に繋がれる僕らは

自由だと言われ 子供だと呼ばれる


僕らは大人に管理されているけれど

大人はきっと もっと強い力の下に


どこまで行っても箱庭の中

僕らには自由は訪れないのかな



空を飛んで行く鳥は

とても 自由そうに見えた


僕は ああなりたい

何にも縛られないで 遠くへと行きたい

どこまでも どこまでも


鳥にも制約はあるだろう

けれども 僕らよりはマシだと思う



その日 僕は夢を見た

真っ白な鳥になって 海を越える夢


そして僕には夢ができた

鳥になることは難しいらしいけれど

鳥のように旅をしたい

どこまでも どこまでも

すべての制約を抜け出して、フラフラと旅をしてみたい。

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