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異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?  作者: お子様
第3章 快適生活へ向けて頑張ろう!
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072 本末転倒な俺

その日の夜。


宰相さんを探したいが、直接城に行っても会えないだろう。

あの貴族が何か言ってるかもしれないし、そもそも宰相さんとは密約だ。

堂々と行って会う事でバレては意味が無い。


ではどうするか。

居場所を発見して、侵入するのが一番!

……貴族に無礼を働いた不敬罪よりも、罪の重そうな事をやろうとしてる、本末転倒な俺(笑)


き、気にしない気にしない、ポジティブ!


という事で、早速具現化を使う。

出すのは隠密性がありそうという想像だけで選んだ、コウモリ!

夜間でも飛べるぜ!

あっ、鳥も実際は飛べるって何かで読んだ気がする。

人間が夜にダッシュしたら危険なのと同じで、明かりの少ない夜に飛ぶと危険だから飛ばないだけ、らしい。

本当かどうかは知らない。俺、研究者でも鳥でもないし。


さあ、コウモリよ、宰相さんを探してくるのだ!

「どんな人か知りまへんけど?」みたいな顔で見られた。

ゴメンよ。今、描いて見せるよ。


見せたが、まだコウモリは首を傾げている。

あれ? 似てない? コレじゃだめ?


「夜行性のコウモリは視力が弱いって知らへんのですか?」って顔された。

そうだったのか……。

ああ、そう言えば、超音波で感知してるんだったっけ?

う~ん、どうしよう。



コウモリとの話し合い(?)の結果、机に向かって働いている人を見つけるという事になった。

何人か居るだろうけど、そこまで多く無いはずだ。

だって、電気の無い世界だもん。

燃料を必要とする火を使ってまで仕事してる人は少ないと予想したのだ。


いってらっしゃい!



10分後。

もう帰ってきた。


どうやら、予想以上に多かったらしい。

原因は、火。

火を灯して明かりを得てなかったそうなのだ。

魔法の力で作られたようなランプがあったらしい……。

ズルいぞ、異世界!


結局、もう少し夜が更けるのを待つ事に。



日本で言えば22時頃。

再度ミッション開始!

重役じゃない奴ら、寝ろ! 寝てろ! 残業するのはダメだぞ!

明るい家族計画……じゃなくて、クリーンな企業を目指すのだ!


30分程でコウモリが帰ってきた。

どうやらブラック企業では無かった様子。

現在机に向かっているのは3人との事だ。


コウモリは案内役として、後は忍び込むだけだが。

俺にそんな能力があるのか。勿論、無い!!


はい、具現化具現化。

出すのは大鷲。

足を持って飛んでいくのだ! ロマン!


「はぁ?」「バカなの?」そんな目で見ないでくれ。

何でダメなんだよ! 重さか? 重さなのか?

違う? じゃあ何で?


なるほど。ゼロの状態から重しを付けて飛ぶ事が出来ないと。

じゃあ俺が大鷲の足を持って高く掲げ、その状態でダッシュすれば良いんだな!


翼で叩かれた。

殴ったね! 親父にもぶたれたことないのに!

「殴ってなぜ悪いか」って目で見られている。


どうやらそんな事をすれば足が壊れると言いたいらしい。

クソッ! 俺のロマンが……。

えっ? 後2匹出せ? はいはい。


大鷲達が相談を始めた。

その後、俺を置いて飛び立って行く。

おいおい、俺を連れて行かないと意味無いぜベイベー。


そう思ってたらコウモリに両腕を広げろと言われた。

ん~、やるけど~、嫌な予感がするんだけど~。


はい、想像通りです。

背後から飛んできた大鷲に両腕と頭を掴まれ、俺は空に旅立った。

めっちゃ肩が痛い!!

掴まれてる所は痛くないけど、関節が痛い!!

そうか、関節技にも絶対防御は効かないのか。勉強になるなぁイタイタイイタイイタイ。

このポーズは、後ろから抱きしめるのが正解なんだよー! 沈没する船でやってたろ!!

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