表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?  作者: お子様
第2章 チートになれたので自重しません
45/201

045 渡す土地が無い場合に有効

皆さん、お気づきだろうか?


そうです。何の痛みも感じません。

もう1人の護衛も一緒になってやってるけどね。


「ちょっと少佐、呼び出したんだから、お茶くらい出してくださいよ」

「お、お前……だ、大丈夫なのか?」

「こんな理不尽な暴力なんて、痛い訳ないでしょ? あっ、お茶菓子もお願いします」

「……やせ我慢出来るのも今の内だ! 抜刀しろ!」

「「は、ははっ!」」


おっと剣を抜くらしい。

ここは昨日刺繍しながら考えたセリフを言わなくては!


「抜くのか? 死ぬ覚悟はあるのだろうな?」


おっと、ビビってるぜ!

ここで追加のセリフだ!


「相手を切る覚悟があるなら、自分も切られる覚悟があるヤツの……ちょっと待った。今の無し。

 えっと、どうだったっけ?

 ……とにかく! 切られる覚悟があるヤツだけかかってこい!」


間違えちゃったよ!

テイク2希望だけど、無理だよなぁ。1発本番って怖いね。


「ハッタリだ! やれ!」

「「ははっ!」」


本当に剣を抜いたよ。

貴族には逆らえないんだなぁ。


少佐は……おい、逃げるなよ。ズルいぞ。


もう良いや。面倒になってきた。


俺は切られてるのを無視して立ち上がり、座ってる貴族に向かって歩く。

貴族が慌てて立ち上がろうとするがもう遅い。

頭を手で押して座らせて、腰にある剣を奪い取って貴族に向ける。


「いい加減止めないと切るぞ?」

「お、お前ら! 助けろ!」

「し、しかし、どのようにすれば?!」

「それくらい考えろ!」

「うるさいよ、貴族。黙れ。刺すぞ?」


この言葉で、この場に居る全員が黙り込んだ。

貴族は青い顔で、両手を上げてバンザイしている。

やっぱり降参のポーズは異世界でも通用するようだ。


「武器を捨てろ」


俺が言うと、皆が剣をテーブルの上に乗せた。

何でそこに置くんだよ! 普通は床の上だろうが!

足で引き寄せるっていう俺のプランが台無しじゃないか!


こうなったらさっさと終わらせてしまおう。


「それで結局、何の用なんだ?」

「……お、俺に仕えろ」

「何で?」

「何で?! 貴族に仕えるというのは名誉な事なのだぞ!!」

「名誉? ああ、給料を払えない時に言うヤツね」


古くは戦国時代、信長が作ったと言われる茶器を名誉と思わせる作戦のヤツ。

戦功を上げたけど、渡す土地が無い場合に有効。

(勝手な憶測)


「そんなもん、要らん」

「で、では、お前が持っているという、何でも入る箱をお前の言い値で買い取ろうじゃないか!」

「売る訳無いだろ? お前に俺が『お前の爵位と屋敷を言い値で買い取ってやる』と言うのと同じだぞ?」

「……貴族に剣を向けて、この国で生きていけると思うなよ?」

「生きていけると思うよ? 現にこの場ですら、俺が支配してるじゃん。

 それに、この国に固執してないしな。鬱陶しいなら他の国に行くだけだし。

 話は終わりか? 終わりなら帰れ。俺もヒマじゃないんでね」

「…………覚えておけよ」

「明日には忘れてやるよ。あっ、この剣と護衛の剣は貰っておくぞ~」


逃げるように貴族と護衛は出ていった。

残ったのは少佐だけ。


「お、おま、おま、おま、お前……そんな事して…………」

「心配しなくても俺の事なら大丈夫です」

「お前の事なんか心配するか! 俺がヤバいんだよ!!」


うわ~、軽く傷ついたわ。

ちょっとくらい心配してくれても良くない?


……よく考えたら少佐って国に仕えてるんだよね。

確かに立場的にヤバそうな気がする。


「もしクビになったら、俺が雇いますから」

「クビになるような事自体すんな!!」


おっしゃる通りですね。

で、でも、貴族を連れてきたのは貴方ですよ?


う~ん、少佐にはお世話になったし、助ける方法を考えるか。

……あれっ? お世話になったっけ??

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ