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異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?  作者: お子様
第2章 チートになれたので自重しません
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041 冒険中に家の中を荒らす勇者みたいなヤツ

Q.結果、どうなったでしょう?


A.牢屋の扉が施錠されなくなりました。


出入り自由です。

分かりやすく言えば、3食付きのボロい宿に強制的に泊められてる感じ。タダで。

監視員も居ます。8時間交代で。どこかに行く時は付いてくるそうですわ。


捕まえておく事は諦めたので、お願いして居てもらってる。

これが事実なんだけど、対外的には拘束してるって形だね!


あっ、そうそう、出てくる飯だけどイマイチだったので断って、近くの食堂から宅配してもらってます。

有料だったけど、半分は少佐が払ってくれる事になった。



翌日。


朝からギルドに行く。監視員も一緒だ。お仕事お疲れ様です。


「こんちは~」

「あっ! キョウヤさん! え? あれ? キョウヤさん?!」

「何で驚くの?」

「え、いや、だって、捕まったって。あれ?」

「あ~間違ってはないよ」

「出てこられたんですか」

「まだ捕まってる事になってるけど?」

「へ?」

「まぁまぁ、そこは気にしないで。ところで査定終わった?」


細かい事は気にするな。それ若ち子若ち子。


「はい。終わってます。こちらへどうぞ」


そう言われて俺と監視員はギルドマスターの部屋に通される。


「あっ、おはようさん。査定終わったよ」

「そうですか」

「で、どうする? 全部現金で持って帰る? それともギルドに預ける?」

「貯金制度あるんですか?」

「あるよ~。利息とかつかないし、他の支部では下ろせないけど」


それ、預ける意味あるのか?


「死んだ時に家族への遺産にするんだよ」

「なるほど」

「それと、今回のように思わぬ大金を手にした時に、狙われないようにってのもある」


大金を持ち歩いてれば狙うバカも出てくるよな。

持って帰ったとなれば、冒険中に家の中を荒らす勇者みたいなヤツもいるだろうし。

アイテムボックスの無い世界なら、持ち歩くのは危険かもね。


「全部持って帰りますよ」

「マジで?」

「マジで」

「預金しない?」

「しないですね」

「しようよ」

「何でです?」


頑なに預金させようとしてくる。

俺なら襲われても大丈夫なんだけどな。


「ぶっちゃけ、全部現金で用意なんか出来ないんだよ。判った、半分、半分だけでどうかな?!」


あ~、現ナマが無いのか。

だから口座内の数字を動かすだけにしたいと。

本当に銀行みたいだなぁ。


「判りました。半分で良いですよ」

「ありがとう! じゃあ口座を作るから、これを書いてもらえるかな?」

「……すみません。住所って欄があるんですけど、宿とかでも良いんですか?」

「あっ、そうか。宿に住んでるのか……。どうしよう」


口座を作るくらいの人は、やはり稼いでる人らしい。

そしてそういう人は普通、自宅を持っているらしい。

俺のような存在は珍しいらしい。


「今は兵士さんの所に居るんですけど、そこの住所でも良いですか?」

「そう言えば逮捕されたって聞いてるけど……。どうなってるの? 住んでるの?」

「そこは気にしないでください」

「……兵舎に居るのなら信用出来るかな? じゃあそれで良いです。

 どこかに家を買ったら変更しに来て下さいね?」

「はいはい」


兵舎に住んでる訳じゃないんだけどな。そこは言わないでおこう。


俺は住所が分からないので、監視員の人に書いてもらった。

監視員の人、納得いかないっていうような顔してたなぁ。

文句は少佐にお願いします。


「はい、じゃあこれ。半額の50000トルね。大金貨じゃないけど、良いよね?」


1トル100円くらいなので、500万円か。なかなかの金持ちになったわ。

大金貨だと1枚だけになるので不便。小銭で貰った方が助かる。

しかしこれで半額か。1回で1千万も稼いでしまった。

おっと、油断しない事! 大事な事を聞いておかなきゃ。


「税金はどうなってます?」


日本のように、1年後とかに課税されたら困る。


「税金を引いた金額だから気にしなくても大丈夫だよ」


なるほど。そういう仕組みですか。

まぁそりゃそうだよな。

口座があればまだ良いけど、現金での売買だと国も把握出来ないよな。

特に冒険者みたいにウロウロされたら徴収出来ない。

なら最初から差し引いた額を渡せば良い。

税率が何%なのか知らないけどさ、2万渡されて後から税金で1万取られるよりも、報酬は1万ですって渡された方が損した気


がしないよね。


しかし家か。

自宅を持つのも悪くないね。

むしろ快適な生活を望むなら必要不可欠だ。

購入を念頭に置いておこう。

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