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異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?  作者: お子様
第2章 チートになれたので自重しません
36/201

036 お疲れっしたー

運ばれる事30分くらい。


山の傾斜に到着した。

そこには俺が渡した布が、枝に結ばれて、斜面に刺さっていた。


どうやらサルは、元々あった穴を利用したようだ。

サルがそこを掘り返している。


少し掘ると、木の枝や葉っぱが出てきた。

最初に物を入れ、その後に穴の表面を木の枝や葉っぱで埋め、そこに土を被せたらしい。

それなら確かに入れた物は汚れないし、掘り返すのも簡単だし、土も少なくて済む。

どうやら俺の想像以上に賢いようだ。


中から出てきたのは、象牙みたいな牙(?)のような物と、何らかの鉱物。どちらも数点。

それだけか。だったら同伴しなくても良かったなぁ。


「回収が済んだなら帰ろうか」

「もう帰るのかよっ!」


受付の人から非難の声が上がる。


「だから狩りも採取もしないと言ったでしょう? 付いてくるって言ったのはそちらですよ?」

「運ばれるとも聞いてなかったぞ!」

「ここまで歩いてくる訳無いでしょう? 遠いじゃないですか」

「冒険者だろうが!」


冒険者なら現場まで歩いて移動しなければならない、という決まりは無いはずだ!


「とにかく、戻りまーす」

「マジか!!」

「嫌なら歩いて戻りますか? 全然構いませんけど?」

「…………いや、頼む」


ほらね。

誰も歩きたくないんだよ。

便利な物があると頼るのは日本でも同じ。

車社会になったら、近くでも車で行くようになるでしょ。もしくは自転車で。都会なら電車やバスやタクシー。

そんなもんだって。



30分かけて戻り、昨日回収物を置いた場所に行く。


「昨日の余りですんで、これもお願いしますね」

「はい?! ちょっと! ベルドさん! 貴方がついていながら、何やってんですか!!」

「いや、確かに今日は狩りも採取もしてなかったから……スマン」


どうやらハゲマッチョはベルドさんという名前らしい。

ギルドの職員さんから冷たい目で見られている。

来てもらって良かった。俺に集まるはずの非難の目がベルドさんに集中しているので。


「じゃあ帰りますんで」

「いやいや! 帰るなよ!」

「どうしろと? あっ、もう一回、サルに行かせます?」

「それは止めてくれ!!」

「街に入れても大丈夫ですか?」

「それも止めてくれ!!」


え~。せっかく出したのに。

狩りも採取も回収もダメとなると……。

そうだ! 宣伝させよう!


俺は持ってた漆喰塗った板にベルドさんを書く。

そして空いてるスペースに「似顔絵描きます! 1枚100トル!」と記入。

これを3枚ほど作成して、サルに持たせる。


「これで宣伝させておきますんで」

「似てるな……っていやいや。マジか?!」

「ええ。マジです」


サルには愛嬌を振りまきながら宣伝しろと伝えておく。

消える前にここに戻り、誰かにその板を渡すようにとも。


サルは3チームに別れ、街道2箇所を回るチームと、ここをウロウロするチームに。

頑張ってくれ。


「じゃ、お疲れっしたー」


俺は宿に戻り、チート装備でも作るかな~?


そう考えながら歩いていると、冒険者風な男5人に囲まれた。

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