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異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?  作者: お子様
第2章 チートになれたので自重しません
29/201

029 フラグだと思ったでしょ?

しかし何で自分なんかを同伴されようとするのだろうか?

お詫びと言ってたが、信じられない。


「本音は何ですか?」

「2つありますね」

「2つ?」

「1つは一人旅出来る冒険者を無料で雇えるという事です。そうすれば盗賊も怖くないでしょう。

 もう1つは本当に親切心ですよ。その格好では、絶対に帝都に入る前に止められます。

 自分達と同行していれば、通過出来ますよ」

「なるほど……」


よく考えてみたら、俺の後ろから来た商隊だ。

って事は、あの盗賊達と出会ったのかもしれない。俺がやった事を知っているのでは?


そして入都検査。そうか、入れないか。

まぁ不審者と言われるくらいだもんな。俺が受付だったら拒否するわ。


う~ん、一長一短って感じだなぁ。

俺からも条件を出すか。


「自分は弱いですよ? 戦力にならないと思いますけど?」

「大丈夫です。戦力は揃っています。あくまでサブ的な感じで結構です」

「それなら、なおさら同行の必要が無いのでは?」

「はっきり言いましょう。貴方を弱いと思っていません」

「それは何故?」

「まぁカンですかね。貴方を倒せる気がしないんですよ」


もしかしたら、この人、無茶苦茶強いのかもしれない。

で、野生の勘で、合羽の強さに気付いたのかも?

脱いでたらスルーされたかもね。


「……判りました。同行します。よろしくお願いします」

「ありがとうございます。よろしくお願いします」

「それにしても、突然態度が変わりましたね。敬語とか使ってますし」

「こっちが本性ですよ。さっきは貴方が怖くて威勢を張ってました」


そうだったのか。

俺のようなザコに強がらなくても良いのに。


「私はボガスと言います。帝都で商会もやってますので、是非ともご利用をお待ちしています」

「自分はキョウヤです。よろしくお願いします」


商会のトップだったとは!


「ささ、馬車の中にどうぞ。おい、出発だ!」

「自分も中で良いんですか?」

「ええ。今持っている商品もお見せしたいですから」


早速商売しようとしてるー! やり手だ、この人ー!




「これはですね火を付ける為の道具です!

 あっ、今、それくらい魔法で付ければ良いと思いましたね?

 でも大丈夫ですか? 家で使うならともかく、冒険中は少しの魔力も大事にしたいはず。

 そこでこの商品の出番です! このヒモを引っ張ると、この通り! 筒の先から小さい火が出ます。

 大きさもこの通りコンパクト! しかもこの商品は使い捨てでは無いんです!

 ここ、そう、ここの部分を交換すると、また火が出せるようになります!

 今なら50トルの所を30トルで販売致します!

 更に! 今お買い上げ頂くと、交換部品もお一つ付属させて頂きます! それでお値段据え置きの30トル!」


通販番組を見ている気分です。

そして俺は、この手の番組に弱い人間です。


勿論購入しました。してしまいました。

商売上手めっ! くっ、殺せ!


金を使わない為に徒歩移動にしたのに、道中で買い物をしてしまっては本末転倒。

もうこれ以上は買わないぞ!



フラグだと思ったでしょ?

そうです。帝都に着くまでに他に2つも購入してしまいました……。


1つはニオイ消しの液体。塗ると匂いが消えるらしい。

風呂に入れない自分の体臭を消す他に、狩りの時にも使えるそうです。


もう1つは水の安全性を調べる試験薬みたいなヒモ。

水に漬けて、色が変わったら飲めない水らしい。ある程度の毒なら感知も出来るらしい。ある程度ってどれくらいだ?


買った3つは、どれもこれも便利なような要らないような品物。

騙されたような良い物を買ったような……。


ま、帝都に無事に入れたので、入場料だと思うとしよう。


「ではここでお別れですね」

「助かりました」

「いえいえ、こちらこそ。

 そうそう、もし宿をお探しならプラホという宿がオススメですよ」

「覚えておきます」

「ではこれで」


帝都に入って少しの所にバス停、じゃないや、馬車を止める所があり、そこで別れた。


とりあえず、オススメされた宿に行ってみようか。

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