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異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?  作者: お子様
第1章 早くチートになりた~い
12/201

012 どうよ、この成長

あれから10日。

毎日冒険者の仕事をしている。

……いや、これって冒険者の仕事かなぁ?

冒険者ギルドの仕事だから、冒険者の仕事と言えると思うけど……なんか違う感がある。


まぁ植物にも詳しくなれたし、良い事だと思う。

作った漆喰の板の出番が全く無いけどさ。


さて、さすがに10日もすると近場で描く物が無くなってくるのは自明の理。

少し遠出をする事になった。


「どこに行くんですか?」

「そんなに遠くないぞ? 川上にある草原だ」


あ~、最初に俺が来た場所ですかね?

熊出ますよ、熊。


「そこしか生えない植物とかあるんですか?」

「いえいえ。そこでは動物を描いて頂きますよ」


おっとっと。

まさかの植物シリーズ終了ですか?!

そして動物シリーズ突入ですか?!

自分、クソ弱ですよ?


「心配すんなって! ちゃんと守ってやるよ。モンスターでも出ない限り問題ねぇって!」


それはフラグというヤツですか?

ラノベでは必ずと言っていいほど、モンスター登場ですよ?


言っとくけど、草抜きでレベルが上がったとはいえ、緑スライムが赤色になった程度ですからね?

はい、現在のステータスがこれ。



----------------------------------------------------------------


名前:林響也はやしきょうや


年齢:32歳


職種:イラストレーター


レベル:3


体力:G


魔力:G


耐性:G


運:F


能力:絵(S)


----------------------------------------------------------------



どうよ、この成長。

運がFにランクアップ! って運かよっ!

せめて体力上げてくれよ!


まぁ、草抜きしただけでレベルが上がるんだから、ありがたい話ではあるんだけどさ。


つまりですね、運が無いんですよ?

この状態でフラグ的な発言? これはもう出現確定ですよね?


恐怖に慄く俺を無視して、エイさんは草原に走っていった。


「ほれ、捕まえたぞ」


そしてウサギを捕まえて帰ってきた。


「とどめはキョウヤの仕事だからな」


言いました。確かに言いました。

でもね? 何かつぶらな目でウサギが俺を見てるんスよ。

これを殺すんですか? 俺が? マジで?


殺さないで……


あぁ、ウサギの声が聞こえる気がする…………。


現代っ子には無理じゃないかな~。

子供じゃないけど。


でも、ここで「無理です」って言ったからって、逃しはしないだろう。

どちらかが殺すに決まっている。持って帰れば売れるし。

この先もこの世界で生きるなら必要な事だと割り切ろう。

目を見ちゃダメだ。切る所だけを見るんだ。


逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。


「ここを切れば血が流れ出るので楽ですよ」


親切に教えてくれた。

首切りか……が、がんばりますです、はい。



…………生きるって大変だな。

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