第45問 「ちょっとしたクイズ」その22・解答
それでは、まずは問題のおさらいから。
上の図の地層はどのようにしてできたか、下の①~⑦の出来事を古い順に並べ替えてください。
ただし、地層の逆転は起こっていないものとします。
①A層が堆積した。
②B層が堆積した。
③C層が堆積した。
④D層が堆積したあと、大きな力が加わりしゅう曲した。
⑤地層が隆起して陸地になり、浸食を受けた。
⑥地層が沈降し、海の中に潜った。
⑦地震が起こり、断層ができた。
まず、地層は上にどんどん積み重なっていきます。よってA、B、C、Dが堆積したのは、古い順に
④D→③C→②B→①A
となります。
しゅう曲が起こると地層が逆になることがありますが、今回は注意書きにもあるようにそれは起こっていませんので、この順番でOKです。
これに『断層』『隆起』『沈降』がどうなるか、ですが……。
図を見ると『不整合』とありますね。
第38問のときに一度、説明しています。
『隆起も沈降も起こらなければ同じ場所には比較的同じ大きさの粒が堆積することになります。
地層は、異なる種類の粒が堆積することで横線ができます。
このような重なり方を「整合」と言います。
ところが、海で堆積した後に隆起し、海水面より上に上がって陸地になると、表面が「侵食」されてデコボコになります。
この陸地が沈降して再び海に潜ると、またその上に新しい地層が堆積されます。
このような重なり方を「不整合」と言います。』
よって、これを踏まえると
「③C層が堆積」→「⑤隆起・浸食」→「⑥沈降」→「②B層が堆積」
となります。
そして断層は、B層まで及んでおり、A層には及んでいませんから、
「②B層が堆積」→「⑦断層」→「①A層が堆積」
となります。
という訳で、正解は……
「④ → ③ → ⑤ → ⑥ → ② → ⑦ → ①」
でした!




