第88問 「ちょっとしたクイズ」その47
ややネタ切れ気味……ということで、これまで『算数』は何を扱ってきたかを振り返ってみました。すると
鶴亀算:その16
平均算:その20
方陣算:その38
時計算:その27
旅人算:その9、その44
流水算:その12、その35
仕事算:その4
ニュートン算:その7、その32
という結果に。
よって今回は、これまで扱っていない「線分図」を使う問題ということで、『年齢算』です。
~例題~
現在、父は36歳、子は11歳です。
父の年齢が子の年齢の2倍になるのは何年後ですか?
……何というか方程式を立てたくなりますが、今回のテーマは線分図。
父の年齢を青、子の年齢を赤、加齢分を緑として図にすると次のようになります。
あー、これはわかりやすい!
線分図を描けば一発ですね。方程式を立てるより早いです。
年齢算とは、誰しも1年に1歳増えるのは同じ、ということを利用した問題です。
ですので、図の緑色の部分の長さは同じ。
とすると、この右側の線だけの部分は「青-赤」と同じですから
36-11=25
そして、これが「赤+緑」と同じですから、
25-11=14
よって、父が年齢が子の年齢の2倍になるのは『14年後』となります。
という訳で、問題です。
* * *
太郎君は父、母、妹の4人家族です。
父は母より4歳年上で、現在の両親の年齢の和は80歳。太郎君と妹の年の差は8歳で、兄妹の年齢の和は24歳です。
≪問題1≫
父と母の年齢の和が兄妹の年齢の和の3倍になるのは何年後でしょう?
≪問題2≫
父と母の年齢の和が太郎君の年齢の3倍になるのは何年後でしょう?
≪問題3≫
父の年齢が兄妹の年齢の和の3倍だったのは何年前でしょう?




