第84問 「ちょっとしたクイズ」その45・解答
まずは、問題のおさらいから。
* * *
以下の画家と代表作品を
『画家』→『代表作品』→『画家』→ ……→『代表作品』
で繋いでいくと、ある有名な俳句の上五と中七が現れます。
その下五を答えてください。
『画家』
・「そ」フェルメール
・「て」ドラクロワ
・「と」ボッティチェッリ
・「や」ミケランジェロ
・「や」ミレー
・「わ」レオナルド・ダ・ヴィンチ
『代表作品』
・「あ」民衆を導く自由の女神
・「お」落穂拾い
・「き」ビーナスの誕生
・「の」アダムの創造
・「ベ」真珠の首飾りの少女
・「れ」モナ・リザ
注:『画家』-『代表作品』を組むと6つのワードに分かれますから、それをうまく並べ替えると「上五・中七」が現れる、という仕組みです。
* * *
それでは、解説です。
まずは、『画家』→『代表作品』の組を作ると、次のようになります。
・「そ」フェルメール →「べ」真珠の首飾りの少女
・「て」ドラクロワ →「あ」民衆を導く自由の女神
・「と」ボッティチェッリ →「き」ビーナスの誕生
・「や」ミケランジェロ →「の」アダムの創造
・「や」ミレー →「お」落穂ひろい
・「わ」レオナルド・ダ・ヴィンチ →「れ」モナリザ
画家と代表作品を組んだことにより
「そべ」「てあ」「とき」「やの」「やお」「われ」
という6つのセットが現れますので、これを並び替えると
『我と来て 遊べや親の』
となります。
江戸時代の俳人、小林一茶の俳句ですね。
よって答えとなる下の句は
『ない雀』
でした!
季語は『親のない雀(雀の子)』で、春を表すらしい。
雀は年中いるので雀単独では季語にはならないのですが、繁殖時期は春なので『雀の子』は春になるそうです。
訳は次の通りです。
『親とはぐれて一羽で遊ぶ寂しそうな子すずめよ、母を亡くした私はお前と同じだ。こちらへ来て一緒に遊ぼうじゃないか』
知らなかった、という意見もあり、超メジャー作の
『雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る』
に変えようかとも思ったのですが、奇数なので成立しない……。
という訳で、結局変えずにそのままにしました。
この俳句を知らなかった、という方がいらっしゃいましたら、申し訳ないです。m(_ _)m




