第59問 「ちょっとしたクイズ」その31
今回は『てこの原理』の2回目です。
それって何だっけ?……という方は『第50問 「ちょっとしたクイズ」その25』をご覧ください。
今回は、『複数の場所におもりを置いた場合はどうなるか』というお話です。
それでは、次の図を見てください。
シーソーからモビールに変えました。こっちの方が分かりやすいかな、と。
で、モビールの重さは考えないものとします。これ考え出すとまた難易度が高くなるのでね。それは次回にします。
糸の重さも考えません。
さてそれでは、図を見てくださいね。
このとき、支点から左側のおもりまでの距離は20cm。右側のおもりまでの距離は、それぞれ10cmと30cm。
ただ、ポイントは支点からの距離の「比」なので、以降は0をとって「2」「1」「3」として考えます。
これでね、つりあっているのです。
おもりの重さを1としますと、左側は
2×2=4
右側は、
1×1+3×1=4
つまり、左側と右側が同じ「4」になっているので、つりあっています。
それでは、問題!
赤いおもりと青いおもりと緑のおもりが3個ずつ、合計9個あります。
これらのうち、次のようにモビールに吊るすと、いずれもちょうどつりあいました。
ただし、モビールの重さは考えないものとします。
いま、赤いおもりと青いおもりと緑のおもりを1個ずつ左側に吊るしました。
右側の30cmと40cmの2か所におもりを吊るすことができるとすると、どのようにおもりを吊るせばちょうどつりあいますか?
考えられる組み合わせを、すべて答えなさい。
※色が同じおもりは、すべて同じ重さです。
※モビールの重さ、および吊り下げる糸の重さは考えないものとします。
※右側でおもりが吊るせるのは30cmと40cmの場所だけです。他の場所に吊るしてはいけません。
※30cmのところだけ、40cmのところだけ、という吊るし方もアリです。
※おもりを半分に割ったりしてはいけません。
なお、問題文を「右側の20cm・30cm・40cmの3か所に吊るすことができる場合はどうなるか」と変えることもできます。
2か所じゃ簡単すぎるよ、という方は是非こちらも挑戦してみてくださいね。




