第48問 「ちょっとしたクイズ」その24
今回のクイズは、ちょっと趣向を変えて「確率」にしてみたいと思います。
まず説明からいきましょう。
確率とは! d(-0_0-)✧
はい、これです。
必ず起こる場合は「確率1」、絶対起こらない場合は「確率0」となります。
例えば、天気予報で使われる『降水確率』。
大雑把に説明しますと(というより私も大雑把にしか理解していないのだが)
(全部の場合の数)=(過去の同じような気圧配置、雲量の日数)
(Aの場合の数)=(雨が降った日数)
となっています。
つまり、同じ気象条件の日が仮に100日間あり、そのうち50日間は雨が降ったとすると、『降水確率50%』となるわけです。確率1/2ですね。
さて、今回は日常的によく使う『じゃんけん』で考えてみましょう。
……いや、大人はもうあんまりやらないかな? ( ̄~ ̄;)
~例題1~
AさんとBさんの2人で1回じゃんけんをしたとき、あいこの確率はいくつですか。
* * *
AさんとBさんのすべての手の出し方を考えてみると、次のようになります。
全部で9通りあり、そのうちあいこは3通りなので、求める確率は
3/9=1/3
となりますね。
まともに数え上げるとこうなりますが、実際には計算で出せます。
まず、「全部の場合の数」は、「Aさんの手の出し方は3通り、Bさんの手の出し方も3通り」であることから
3×3=9(通り)
そしてあいこは、「二人ともグー」「二人ともチョキ」「二人ともパー」の3通りなので
3/9=1/3
とできるのです。
それでは、次にいってみましょう。
~例題2~
AさんとBさんとCさんの3人で1回じゃんけんをしたとき、あいこの確率はいくつですか。
* * *
さて、全部の手の出し方はもう書き出さなくても分かりますね。
3×3×3=27(通り)
では、あいこは?
今度は「3人ともグー」「3人ともチョキ」「3人ともパー」の他に「3人がグーとチョキとパーをそれぞれ出す」もあるんですね。
つまり、あいこになる手の出し方は
3+6=9(通り)
よって3人でじゃんけんをしたときのあいこの確率は、
9/27=1/3
となります。
ただ、人数が増えるとあいこになる確率が高くなりますよね。1発で決まる方が珍しい。
ですので、逆に「勝負が決まる場合」を考える方がラクになります。
3人じゃんけんですと、「1人勝つ」「2人勝つ」の2パターンあり、
●1人勝つ
・「誰が勝つか」:A・B・Cの3通り
・「勝ち方」:グー・チョキ・パーの3通り
●2人勝つ→1人負ける
・「誰が負けるか」:A・B・Cの3通り
・「負け方」:グー・チョキ・パーの3通り
となります。ですので、
3×3×2=18(通り)
すると、あいこの手の出し方は
27-18=9(通り)
となりますね。
確率なので、もう少し計算をうまくやりますと
こんな感じです。
それでは、問題! \( ̄▽ ̄*)
◇ ◇ ◇
AさんとBさんとCさんとDさんの4人でじゃんけんを1回するとき、あいこになる確率はいくつですか。
あまり捻りのない、ただの算数。
……まぁ、こういうときもあります。( ̄▽ ̄;)




