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166 情報量が……情報量が多い……!


 そしてまたまた翌日。

 アリサさん達3人とベルは拠点防衛に置いたまま、私と爺さんとノルンで出発し、ただいま森の中を移動しながら雑談中である。


「ワイバーンの討伐ランクは今はAだったか? 俺の若い頃は推奨Bランク以上だったんだが……まあ実際のところは大して変わっとらんだろう、要は空を飛んでるから戦いづらい、降下攻撃に対応できる盾職が少ない、普通に弓を当てても大して効果がない、その辺りが理由で倒すのが難しいから推奨ランクを上げたという所だろう、恐らく」


 なるほど、確かに。普通に対処しづらいから難易度の評価を上げた感じなのか。後はあんまりこういう事は言いたくないけど、冒険者の質が下がったとか?


「正直、同じ亜竜ならサラマンダーの方がよほどやりづらい。連中は炎の魔力を纏っているから周囲が高温になるのでそもそも接近しづらいし、何よりブレスを吐く。本物の竜とは比べるべくもないが鱗も硬く、半端な武器では刃が通らん。まあ鱗が硬いのはワイバーンも同じだが、正直、空を飛んでいないならワイバーンの方がやりやすい。気を付けるのは尾の先の毒針くらいだからな。一番やりやすいのは走竜辺りだが、あれも突進を止める手段が無いと普通に跳ね殺されたり轢き殺されたりするから注意が必要だ」


 うーん、本当にそんなもん? 俄かには信じがたいんだけど……。ちなみに走竜って言うのは二足歩行で走り回るでかいトカゲと言うか小さい恐竜というか、そんな感じの奴らしい。話には聞いた事があるけど、私はまだ見た事がない。


「防御の方に関してだが、嬢ちゃんの剣なら問題ない。普通にさくっとやれるだろう。正直言って嬢ちゃんの鍛えた剣は普通じゃない、ダンジョンでも滅多に出て来る事がないレベルだ。若い成竜相手なら鱗も容易に切り裂けるだろう。エルダードラゴン相手でもある程度ダメージが通るだろうな、とは言えエルダー相手ともなれば強力な魔法を使ってきたりもするからそれだけでは簡単にはいかんが……まあ、聖剣でもあれば話は変わってくるがな」


 え、マジで? 私の剣、そんなに?


「ワイバーン程度なら一撃だ。成竜も上手く首を落とすか眉間を抜くかすれば行けるだろう。さっきも言ったが、それ以上の相手となるとそれなりに命懸けになってくる。出くわす事はそうないだろうが、戦う理由が無いなら無理に戦わないで逃げた方がいい。そもそもの話、開けた場で戦うとなったら普通はまず勝てないからな。空を飛ばれてブレスを吐かれれば一方的にやられて終わる。戦うなら空を飛ばれない様に連中の巣穴の中で戦うか、人の言葉をしゃべるくらいに知性のある相手であれば上手く煽って地上戦に持ち込むか……どちらにしろ危険だからあまりお勧めはしない。さっきも言ったが竜なんぞとは無理に戦うもんじゃない」


「……空を飛ぶ魔法とかないんですか?」


「飛行魔法か? ほぼ失伝してるな。浮遊魔法程度なら探せばまだそれなりに使い手がいると思うが、そっちは浮くだけだからな……そんなものはただの的だ。それに浮遊魔法にせよ飛行魔法にせよ、1種類じゃなく使い手によって原理が違うものがいくつもあるし、消費が激しいものばかりだからな……飛行魔法を使いながら竜の鱗を抜く攻撃魔法を同時に使うのは現実的じゃない。あとはエルダードラゴンの鱗に通じる武器を持っていて飛行魔法も使える前衛職なんてのも、それこそ勇者かそれに匹敵する魔法戦士か……まあ、まずいないだろう。勇者の噂もこの国の周辺ではここ何十年か聞いた事がない」


 ふーん、爺さん本当に博識だなあ。今のうちに色々聞いておこう。


「飛行魔法、ジョージさんは使えないんですか?」


「俺か? 俺は自由自在とはいかんな……身体能力と魔力に物を言わせて勢い良く跳ねるくらいが関の山だ。それで首を狙ってなんとか、と言ったところか」


「飛行魔法の原理がいくつかあるって言ってましたけど……」


「ああ、それか。基本的には風魔法が多い。確か……力業で無理矢理身体を浮かせて、それを更に後ろから押して進む感じだと聞いたな。それに火魔法や水魔法で飛んだ奴の話もあった筈だ。後は珍しい所だと『重力魔法』か? 引力だの斥力だので重力を遮断して浮くんだとかなんだとか……だがこれは固有(ユニーク)スキルだから現実的ではないな」


 浮く、浮く……浮く、ねえ……。


「私の『操剣魔法』の作用の一部だって言っていた、無属性魔法の『念動』ではどうでしょう?」


「ああ、『念動』か……なるほど、行けそうな気がするな。『浮遊魔法』も『念動』の派生だったか出来損ないだったか、その辺りのモノもあった気がする。色々試してみたらどうだ?」


「後でやってみます」


「ただし、成功しても口外はしない様にしろ。色々面倒になる」


「わかりました」


 ほぼ失伝魔法の類だって言うしね……。


「そういえば『勇者』って今はいないんですか?」


「最近は聞かないな」


「そもそも勇者って何なんですか? 英雄譚などで聞く限りだと、なんだか凄い魔法戦士みたいですけど……」


「ふむ、勇者か……そうだな、勇者というのは神に選ばれ、超常の力を与えられた戦士だ」


「神……いるんですか?」


「ああ、神はいる。街を歩いてると意外とその辺を歩いてたりする時もある。まあ見ただけではわからんがな」


 おおう、マジか。実在する上にその辺散歩してるのか。神、暇なのか?


「ちなみに勇者になる条件はわかってるぞ」


「え、そうなんですか?」


「ああ、簡単と言えば簡単だが、同時にとても難しい……無私でもって他者の為に身を投げうつ事が出来る善性の人、それが勇者だ。しかもそれを継続し続けないといけない。……道を踏み外した時、勇者の力は容易に失われる。常に誰かの為に戦い続ける事が出来る頭のおかしい奴じゃないと勇者であり続ける事は出来ない」


「いやいや、それは普通に難しいのでは?」


「それがそうでもない。昔、強い承認欲求を持った奴が勇者足る振舞をずっと続けていたら本当に勇者になったという話がある。ただし私生活でも自分を律し続けないといけないからな、3年ほどで資格も力も失ったという話だ」


 へー? ……何となくだけど、メサイアコンプレックスの人とか勇者に多そうだな。


「勇者になると身体能力が恐ろしいほどに跳ね上がり、勇者専用の雷属性攻撃魔法と神聖系の回復魔法が使えるようになる。その攻撃魔法の雷撃は空を飛ぶ竜すら撃ち墜とす非常に強力な物だし、回復魔法の方も部位欠損の完全再生は無理だが、切れたり千切れた直後なら多少の欠損部位を無視して回復させる事ができるかなり強力なものだ。部位欠損の完全再生はダンジョンで手に入るエリクサーか、それこそ神の奇跡でもない限り不可能だからな、その点だけを見ても勇者の力は異常だ」


 なんだかどこかで聞いたような能力ですね? ……ちなみにこの世界、蘇生魔法は存在しない。死んだらそれまで、死者は蘇らないのだ、普通は。ただしこれも神の奇跡でのみ可能とされているらしい。


「あとは聖剣か? 特定の条件下で勇者が聖剣を手にした時、強さが跳ね上がる」


「は?」


「信じがたい話だが、酷い時だと勇者自体の能力も聖剣の攻撃力も倍くらいになるんだ。どういう原理かはわからんが本当の話だ。実際に目の当たりにすると頭がおかしくなりそうになるぞ」


「なんですかそれ……」


「……まあ、本来『勇者』って言うのは、世界の危機に対して神が用意した最終防衛機構だからな。それこそ『そういう相手』を想定してるって事だろう。強大な敵に挑む時、ピンチに陥った時、そういう場合にさっき言ったように強さが跳ね上がるんだ。長時間継続しない事が多いらしいが」


 あー、この世界の『勇者』ってそういう扱いなのね。本当に特別な、文字通りに神に選ばれた『救世主』なんだな。

 それと聖剣も本来は勇者専用装備っていう事なのか。勇者以外でも使えて、誰が使っても強い武器だけど、勇者が持った時にこそ真価を発揮する、と。


「ああそうだ。勇者で思い出したが、紛い物には気を付けろ」


「紛い物、ですか?」


「ああ……異世界から召喚された、勇者を名乗る連中だ。鑑定か何かで見れば丸分かりだが、称号の所に『召喚勇者』とあるから見分けるのは簡単だ」


 え、この世界って異世界召喚、あるの??? マジで???


「はっきり言って本物の勇者とは比べ物にならないくらい弱い。だが、連中はこの世界に呼ばれる際に比較的強いスキルをそれなりのレベルで与えられてくる。だから、そこいらの下手な冒険者よりは強い。最初から剣術や攻撃魔法をレベル4~6程度で覚えてるからな」


 はー、なんだかどこかで読んだような話だなー。『召喚勇者』は大体十代前半~後半くらいの若い男女らしい。


「そして連中、何故か自分が選ばれた特別な存在だと思い込んでる場合が多い。なんだったか……チュウニビョウ? とか言ったか? あとは本で読んだとかなんとか……なんだかよくわからんが、そんな感じの理由で自分達は選ばれた存在と勘違いして、随分と傲慢な振る舞いをするそうだ。もし遭遇したら関わり合いにならずに、すぐ離れるようにしろ」


「……気を付けます」


 ダメなタイプの異世界召喚者じゃん……。って言うか転生者の天人とはずいぶん違うんだな。


「というか、あんな連中が勇者なんて絶対に有り得ないからな、王侯貴族なら勇者とはどういう存在なのか知っているのが普通だ、正直国内や領内で問題を起こされたら頭痛の種にしかならん」


 ……なんか行く先々で『奴隷制度なんて許されない!』とか言って騒いでそう。そのくせ奴隷も含まれるハーレムを形成するんだよ、多分。というか爺さん、伝聞口調で言ってる割りには滅茶苦茶苦虫嚙み潰したような顔してるんだけど、もしかして過去に関わり合いになった経験あり? ……うん、藪をつつくのは止めておこう。


「本当に腹が立つ糞餓鬼共ばかりでな、少し思い出しただけでも腹が立つ……! ……まあ、中には多少まともな奴もいない訳ではないが、大抵の奴は碌でなしの糞だ、関わり合いになるな」


 うわあ……これ、間違いなく過去に関わって滅茶苦茶揉めた奴じゃん。


「『召喚勇者』を喚んでるのは教国の連中だ」


「『教国』?」


「教国……『神聖ナイジェル教国』だ。ゲオルギウスからはずっと西にある国だな。昔、光の神に昇神した英雄の従者だったナイジェルが起こした、光神(こうしん)教の総本山だ。建国当初は兎も角、今は上層部の連中が腐りきっていてな、『召喚勇者』を異世界から喚んではいいように嘘を吹き込んで使い潰してるという話だ。面倒事にしかならんからな、絶対に近づくなよ」


 うわ、ヤベー国じゃん。思わず真顔になっちゃったよ。


「そうします」


「そうしろ」


 と、そこで爺さんお勧めの狩りポイントに到着した。


「よし。この辺りから遠距離武器で撃ち落とすのがお勧めだ。岩壁からもほどほどの距離で上からも視認しづらいからな」


 という事らしい。取り敢えず準備するか……。

 大盾を二枚出して、その上に迷彩柄の大きい布を被せ、更にその上に木の枝や枯れ葉を載せて自分の上に浮かせる。迷彩布には『偽装』を付与してあるので一層見つかりづらくなっている筈だ。


「おお……これはいいな。……そうだ、もう1枚大きい盾を出して、裏返しにして浮かせてそこにうつ伏せになって乗るといいんじゃないか? 好きに角度を付けられるから、狙撃しやすいだろう」


 おお、いいアイディア。採用。


「飛ばす剣の先には返しが付いてる奴があるといいが……ああ、あるのか。ならそれを使え。いいか、狙うのは眉間だ。貫通してもしなくても返しが付いていれば簡単には抜けん。剣を当てれば地面に落ちて数分もすれば完全に死ぬ。そしてワイバーンが死んだらそのまま剣ごと回収するんだ」


 あー、なるほど。よく考えたら剣が刺しっぱなしなら死体を回収しに行く手間もないのか。鎖で繋いだ私、グッジョブじゃね?


「こっちの居場所がばれないように、一匹やったら移動する。それに乗ってる状態なら迅速に移動できるだろう」


 あ、よく考えたら今のこの状態って疑似的な飛行魔法じゃね?


「……よく考えるとそれ、既に飛んでるな」


「……私も今そう思ってました」


「……」


「……」


「……まあ、生身の身体一つで飛ぶ方も覚えておいた方が便利だろう」


「……私もそう思うので、色々試してみようと思います」


 さて、それでは狙撃、なんだけど……以前にフロストジャイアントやオーガロードを狙撃した時よりもかなり距離がある。うーん、気合いを入れて魔力を込めても普通に飛ばしただけじゃちょっと飛距離とか速度とか不安だな……なんかいい方法ないかな。

 んー……『エアバレル』だけじゃなくて魔力も合わせた疑似的な長身砲を構築して、操剣魔法の『バレット』モードの加速と『エアバレル』モードの加速、両方を合わせた感じで、なんとか、こう……。お、なんかいけそうな感じ。

 よし、試射だ。手頃な距離の奴は……。あ、射撃音で位置がばれないように風魔法で遮音しておこう。


「……よし、アレだな。アレを狙え」


 爺さんが右の方を指差しながら指示してくる。えーと……あれか、よし……よく狙って、発射。

 風魔法による遮音で不自然なくらいに無音なのに、凄まじい勢いで剣が撃ち出される。そして撃ち出された剣はあっという間にワイバーンの眉間を貫通、その巨体は地面へと墜ちて行った。

 っと、惚けてないで回収回収。


「回収したな? よし、移動だ」


 ……なんだかびっくりするくらいあっさり倒せてしまった……。ワイバーンやぞ? 亜竜やぞ?


「なに変な顔をして……ああ、想像以上に簡単に倒せて拍子抜けしてるのか。さっき言っただろう? 嬢ちゃんの剣なら簡単に倒せると」


「それはそうなんですが……」


「もっと倒せば実感も湧くだろう、どんどん行くぞ」


「あ、はい……」


 その後、最終的に30匹ほど撃ち落として今日のところは拠点に引き返す事となった。

 あー、うん……自分の作る武器がどれ程のものなのか、なんか凄い理解したわ……。いや、一応ね? フロストジャイアントの時に分かったつもりでは居たんだけどね? でもあれって結局【ファイナルストライク】を使っての事だったんだな、と。

 それに比べて今回は単純に剣を飛ばして撃ち墜としただけ。でもどれもこれも一撃でポコポコ墜とせて行くと、なんというかね?

 拠点に戻ってから倒したワイバーンを一匹取り出して、自作の中ではかなり質を落とした無付与の短剣で突き回してみたんだけど、全然刺さらないのよ、これが。で、【操剣魔法】の近接戦闘用の片手剣で突いてみたらほとんど抵抗もなくサクッと……。

 うん、この時にはっきり自覚しました。私の作る剣、凄い。でもってそんな剣を雨の様に撃ったり振り回せる私、かなり強い。

 そんな私を最初は凄い凄いと褒めていたリリーさんとアリサさんだけど、撃ち墜としたワイバーンの数を聞いたら顔色がみるみる青くなっていったのはここだけの話。

 ちなみにリリーさん・アリサさん・クロの3人からはワイバーンの素材分配は拒否された。自分達は何もしてないし、(レンさん)の独力撃破だから総取りで、という事だそうです。うーん……でも、お肉は食べるよね? むしろ食べてね?

 尚、ギルドへの討伐報告はしない方向になった。とてもじゃないけど私達のランクで倒せるなんて信じて貰えないからという理由で。さもありなん。

 それにしてもワイバーンの素材が30匹分か……魔石もゴブリンなんて目じゃない高品質。やばい、何を作ろう……?


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― 新着の感想 ―
う、浮いた~! いきなり飛翔よりも先ずは滑空系からが慣れやすそう。ナウシカのメーヴェみたいなの作って爺さん含めてエアレースとかして遊んで欲しい。 勇者と召喚勇者の設定は面白いですね。自分事だから聞き…
アイ・キャン・フラ~イ! BGM:天のストーリーライター(笑)。
教国も召喚勇者も絶対トラブルになるな。やっと自分の実力に気づいてきたか。証文、早めに破棄するか無効にする術が欲しいですね。さっさと始末しないと安心できない。
感想一覧
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