第81話

オレはダンジョンに見知った気配が転移して来たのでそちらに向かった。

ダンジョン最果て　70階層ボスの間

「きゅお、きゅお」

自国の王宮にお留守させてた

アーマード　ドラゴンだ

漆黒のフルプレートこと鎧さんを

貸したままだった。

元々この階層にいたドラゴン。

今ではペット兼家族として

王宮の庭にドラゴン小屋を建ててもらい飼ってる。

「いきなり来たのか?よしよし。」

ドラゴンの頭をなでるオレ

さみしくなり鎧さんと来たみたいだ。

ちなみに鎧さんが唆したらしい…

鎧さんは結構な頻度で幼少の頃からずっと

オレと一緒だ。

ちなみに魔力0のオレが漆黒を操り

あれやこれや出来るのは

オレ自身のチカラではなく。

全て鎧さん。

鎧さんがオレの意思を、感じとり

それを具現化してるに過ぎない。

ちなみに血塗られた愛刀と修練をし始め

身体が最適化されてしまったオレ

元はかなり体格がよかったがいまは細マッチョ

になってる。

だが黒騎士は体格がいいほうがカッコいいのだ！

とおもったら

鎧さんが前のデカサイズに変更された。

良かった！デカめの漆黒フルプレート

前の黒騎士イメージのままだな。

よし！総理に貰った別荘へ行くか…

ドラゴンと一緒に転移した。

「おかえりなさいませ。

長らくお待ちしてました。」

厨二病メイド

高級旅館風　総理から貰った別荘

にセットで付いてきたメイドだ。

「ああ…あとドラゴンを連れてきた。

住まいの小屋を早急に頼む　

あとご飯は人間の食べ物を

人間と同じ量をでな。」

「かしこまりました

あと総理が面会を求めております。

如何されますか?」厨二病メイド

「なら夕方にだな。今は風呂に入りたい。」

オレの自室に露天風呂があるのだ。

「かしこまりました。お供します」

また背中を流してもらった。

顔バレしたくないから　意図を組んだ鎧さんの

漆黒のモヤがオレの顔に漂っていた。

「かなり身体絞られたのんですね。

今日の鎧姿からは想像出来ませんでした。」

厨二病メイド

「あ、ああ…だが…

このことは二人だけの秘密だ！よいな?」

裸だから痩せたのがバレた。

黒騎士は体が大きい　そして威圧感があるほうが

カッコいいからな。鎧さんがそれの意図を組んで

フルプレートでデカく見せてるのだ。

そのあとは

マッサージもしてもらい極楽だった。

ドラゴンは敷地内の庭でゴロ寝中。

最近は血塗られた愛刀　

友と一緒にずっと鍛錬やダンジョンだったから

たまにはこういうのもいいな…。

夕食が終わり総理が来た。

厨二病メイドはドラゴンにエサをと

お世話しに行ってる。

「ご無沙汰している。黒騎士殿」

以前は堅苦しかったが、だいぶ

くだけてくれた総理。

「ああ、してわたしに何用だ?」

「娘を、聖女とダンジョンの同行を願いたい！

あと、こちらに住まわせてやってほしい」

土下座した総理だった。

まあ、それくらいなら…

元々この別荘もあんたのだろうし

「ドラゴンの小屋が、ほしいと聞いている。

すぐに手配する。他にもなにかあれば

何でもする。だから…」総理

自分の娘にそこまでするとは

よっぽど大事なんだろう

いい父親だな。

「わかった。詳しくはメイドと話せ。」

とりあえず早く帰ってほしうら

厨二病メイドに丸投げした。

「ありがとう、本当にありがとう。」

喜びながら帰っていった総理だった。

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