表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
計80万PV! 魔力0 残念王子の黒騎士 異世界より地球に転移しどちらも無自覚最強無双 ※処女作   作者: モノマサ
黒竜の騎士 異世界の東国お江戸編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

52/404

第52話

オレの鎧さん フルプレートをドラゴンに貸して

漆黒のアーマード ドラゴンの背に乗り

爆速で空を飛ぶ。


ん?正面に何かいるぞ!

コカトリスの群か…

色々石化させたりと 町にエサを求め

降りてくる大型害鳥だ。


よし成敗してやる!


「ドラゴンブレスだ!!」

オレはドラゴンに命令した。

気分はブリーダーだ!


大きく息を吸うドラゴン

装備している漆黒の鎧フルプレートから

漆黒のモヤが出る



「ギャオオオオーーー」

漆黒を纏う蒼い炎  


「キョエーエエーぇ…」

一瞬蒸発したコカトリス達


「よくやった!ドラゴン よしよし」

乗っている背中を優しくさするオレ。



「きゅおっ」喜ぶドラゴン


コカトリスの群がいた下には村があった

ぱっと見、寒村だ


被害は無さそうだ。  

偶然通りすがりだが

間に合ってよかった。


ん? 少し外れにボロボロな

獣人らしき子がうずくまっている…


ちなみにこの世界で獣人亜人は

奴隷が基本。貴重な労働力として

手厚く扱われている物だ。

そう物扱いだ。






ウチは獣人のメス


奴隷だ…

親に幼少の頃売られたみたい…

いま村で雑用やら 畑を管理したりして

働いてる。ひどい扱いはないが

村自体は貧乏。 だから服はいちもボロボロ 

だけど、ご飯は食べれてるし 特に不満はない。

村は爺婆ばかりだけど皆仲良し

むしろ高待遇な部類かも…

ウチにはわからない


今、害鳥コカトリス達が空を旋回してる

やばい! 逃げないと

今は近くの森で山菜などを摘んでいたウチ。

あ、けどお世話してもらってる

村に伝えるのが先だ!

4足歩行で走って行く! 

すると、けたたましい轟音が響き

その後何かの余波で熱風を浴びうずくまったウチ。

「う、、…一体なにが…」


ドシンっ!!!と大きな音がした。

空からなにか落ちてきた。

見上げると 目の前にドラゴン

「ひぃぃぃぃっ」ウチはビビリちらかした。





ドラゴンに着陸するように言うオレ

獣人の奴隷がいた。首輪がある

奴隷は違法ではない。むしろ推奨されている

だが、きちんと手厚い管理が義務付けられてる

パパン王が決めた法律だ。


この獣人の子 ボロボロじゃないないか…

いじめか…

だとしたら許せんな!

だが今は東国に急ぎの用事がある…

なにか…なにかないか…


あ、そうだ!

獣人に向かって

「チカラが、ほしいか?」

言ってみたかったセリフを言うオレ


「え?チカラ?」獣人のメス


「ああ、今を覆す…そうチカラだ!」

手に平に漆黒のモヤを出したオレ



「あ、大丈夫です… いらないです…」


「そうか! なら…

え?あ、いらない?あ…そう…」

思ってた返答と違う…

オレはお呼びでなかった…そりゃ失礼しやしたあ。

は、恥ずかしい…

よし!ドラゴン離陸だ!!


逃げるように立ち去ったオレ




「ドラゴンに乗ってた…

すごかった…

村を助けてくれた人かな?

いつかお礼言えたらいいな。

あ!村の様子見に行かないとっ!!」

村へと急ぎ様子を見に行った獣人のメス


「無事だったか!!」村長


「うん。村のみんなは?」獣人のメス


「大丈夫じゃ」


「よかったあ!心配したよ」


「あとお前は今日…この村を出なさい」


「え?なんで??ウチなにかした?」


「ここは廃村に…することにした…

あとこれは路銀だ…今までよくがんばったな…

奴隷の首輪は…時期、外れる。」


「え、廃村?聞いてないよ?みんなはどこいくの?」


「教えれん…お前は好きに旅でもしなさい。

そして幸せになるのじゃ!

決して村に戻るな!!

これは村長として命ずる!!!」


「そ、そんな…」

ウチの奴隷の首輪が命令を受諾した光を放った。


「達者でな…」孫を見るような目の村長


「やだよ!!なんでなんで??

みんなとまだウチ一緒にいたいよおっ!」

涙を流しながら奴隷の首輪に従い村を出た

獣人のメス







「村長…」村人


「これでいいんじゃ…

いまや老人だらけの廃れた村…

もう村人は10人もいないが備蓄は既に尽きた…

あの子にはここの行く末を見させるのは

ちと…残酷だろう。

さあ皆も出ていくのじゃ!」


「いや、残るよ…

わたしもどうせ老い先短い」

「死に場所くらいは自分で選ぶよ」

「ああ、残酷な景色を見ようが

産まれ育った場所で眠りたい」

と村人達が言う。


「か、勝手にせい!!」村長 


だが…ありがとう

と小声でいった村長

最後に…

この村に奴隷だったが来てくれてありがとう。

村に最後の光をありがとう 獣人の子よ…


…いつの日か村人は全身餓死していた

だが、どことなく皆笑顔だった。


− − − − − − − − − − − − − − 

読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ