第48話　　ダンジョン深層34階層

深層34 階層　武装したリザードマン戦

「「うわーやられたー…」」

ついに捌ききれなくなる勇者とタンク

当たり前だといえば当たり前だった。

バフ　回復を忘れ聖女は心ここにあらずで

黒騎士の隣へ　

空いてる手をみて繋ぎたさそうに見てるだけ

遠距離の魔法少女は黒騎士と手を繋ぎながら

余所見で魔法、もう当たってすらいなかった。

武装リザードマンが前衛を突破してきた。

それに気づいた三人

「「ひぃ、どうしよ！」」　

聖女と魔法少女

ビビって黒騎士のオレの腕に抱きつく。

「…ん?」オレ

（やばい）

（黒騎士出番だ！）

（いや二人を連れて早く逃げろ！）

（はやく特撮のペテンって謝れ）

（黒騎士殿お頼み申す）

（孫が孫があ　また危険に…）

今日はピクニックの同行かな?

とりあえずそんな感じでひたすら

魔法少女に手を引かれ歩くオレ

あれ?なんかトカゲみたいなのが飛びだしてきた。

は?あいつらなにやってんの?

あ、やられた（笑）　

爬虫類にやられるとか

漫才としか思えん…

あ、こっちにトカゲ来た…

この少女達はビビってるし…

あ、オレの腕に抱きつかれた！?

片方の神官の子はかなり胸あるな…

いやいや、イカンイカン…

少女たちはトカゲが怖いのだろう　

爬虫類苦手な少女は多いしな…

けど少しレクチャーするから頑張って！

小物退治くらいは慣れてもらうか…

そしたらもう帰ろう。

向かってくるトカゲに

オレは

「動くな！！！！！」　ビリビリビリ

ピタっ　黒騎士の覇気に当てられ

立ったまま気絶した武装リザードマン

（なんだいまの?）

（魔法か?）

（いやそんな魔法ない）

（言霊か?）

（武装リザードマン動かんくなった！チャンス）

（ありがとう黒騎士殿）

（お、孫よ…ちゃっかり甘えとるのお。）

「あーコホン、あれはもう動かない　

ゆっくりでいいから攻撃してみろ。」

とオレは少女二人へ言う。

「す、すごい…ありがとうございます黒騎士様」

聖女

「さすが私の黒騎士」

魔法少女

二人は黒騎士の腕に抱きついたまま絶対の

安心感に包まれていた。

「よし！ならバフをかけるね」

魔法少女にバフをかける聖女

黒騎士に密着してるからか

ほんの少しだけ漆黒のオーラが出る。

「すごいバフ…

いつもと違う…ファイア！！」

少し漆黒を纏った赤い魔法少女のファイアが

武装リザードマンめがけて飛ぶ

ドカーンっ

あっさりやられ魔石になった武装リザードマン

「「やった！！！」」

喜ぶ聖女と魔法少女

「よくやったな」褒める黒騎士ことオレ

二人は顔を紅くし俯いた…

（あかん…）

（これは別の意味でやばい）

（終わった…オレの青春）

（許さん許さんぞー黒騎士！！）

（やっぱりNTRだったか…）

（ありがとう黒騎士殿　さすがだ）

（もう　はよう孫もらってくれ！）

そしてその光景を見ていた勇者は

「くーろーきーしー　　貴様ぁぁぁ！！」

ゆらりと立ちが上がり　その顔は

憎悪に満ちていた。

−　−　−　−　−　−　−　−　−　−　−　−　−　−　

読者の皆様　初心者の拙い文章ですが

☆　♡　コメント　など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆　不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m