第402話
串焼きのおっちゃんを後にし
任務のため子爵家へ向かう黒騎士のオレと
影に潜むメイド長
すると…
「黒騎士坊っちゃま、子爵家嫡男の気配を
発見しましたが如何しますか?」
「今は捨て置け、
後に一族郎党、罰を受けるであろう…って、ん?」
オレも知り合いの気配が…
危機とかならかなり、
いや、遠く遥か彼方離れても
わかるが、そうでない気配なら余り離れたら
わからない。
オレはストーカーではないからな!
って、やや!
あれは?
東国の姫と魔法少女か?
確か日本にいたはずなのに
旅行か?
と、なにやら揉めてる…。
仕方ない介入するかって
「あの揉めている奴が子爵家嫡男か?」
と影にいるメイド長に聞く。
「はい、如何いたしますか?」
「知り合いが揉めている。
揉めている理由はどうあれ
速かれ遅かれ嫡男は罰せられる。
わたしが介入しよう」
「はっ!!かしこまりました。
ちなみに取り巻きも加害者に加わり
子爵家の次に取り締まるよう任が出て
おりました。こちらは家族は関係無く
当人のみとなり…
急ぎではないのですが。」
「ならついでに罰しておくか…
面白いことをしているな。」
と足音をワザと大きく鳴らし介入した。
とりあえず取り巻き2人には致命傷を与え
メイド長に市中引きずり回すようにいった。
更にその後処罰があるかは少年法とやらに
まかせよう。
そして本命の子爵家、嫡男はとりあえず
オレが直々に手を下すか…
殺すかはまだ迷ってる。
とりあえずまだ反抗的だったし
逆にオレを返り討ちにしたいらしいから
すんなり子爵家へ案内、転移で連れて言って
くれた。
その瞬間
「う、うん…ごめん…
けどわたし黒騎士殿好きになれないよ…
お主の初恋相手だけど、やり方が…」
と東国の姫より聞こえていた。
まあ、仕方ない…
東国の姫は本当に心から愛した人物だった。
自分の全てをなげうってでも助けたいと
王子のときに思い、
更にノーネームという別人になり再会し振られ
トドメは今、黒騎士でも再度振られた気分だ…
「それでも構わない…
昔愛してたお前に嫌われようとも、わたしは
わたしの道、すべきことをし、そして
いつか悲惨に討たれよう…。
それがみなに嫌われる道だとしても
わたしの歩み、覚悟は止まらんよ…」
とオレは東国の姫に向かい
いや、
聞こえないくらいの一人言をただ言ったのだった。
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