第400話
パパン王の言葉を遮り
オレの任務に志願したメイド長
本来なら打首もんの不敬罪だが
まあ、身内だからみんな甘い。
「えーわたしが行きたい!!」
と時期女王、オレの実妹が言う。
「ふぉっふぉ、姫殿下は捕縛向いとらんじゃ
ろうて」
幼少のとき教育係、じいや
「まあ、誰でもいい。オレ一人でもいいのだが、
場所だけ教えてくれ。転移が出来んからな」
一度いったとこでないと転移は出来ない
「まあ、そう急くな。バカ…黒騎士よ。
なら今回はメイド長を共に連れて行け。」
いまバカ息子って言おうかした?パパン?
いや、ただオレがバカって言いたいだけか?
ひでー
「ありがとうございます。では
わたしが道案内致しますゆえ、黒騎士坊っちゃま」
ん?坊っちゃまは元王子のときの
呼び方じゃねーか!!
「えー!!なら次は絶対わたしだからね!
黒騎士兄様!」
うん、そうだね…妹よ…
もうバレてる…
「ふぉっふぉっあまり、周りに被害を
出さんようにな。黒騎士殿下よ。」
いや、失敗してオレが討たれる可能性も
あるからね?じいや?
あとオレを災害みたいにいわないで!
確かに派手なパフォーマンスは好きだが
「あー皆…まあ、その
任務に、行ってくる。行くぞメイド長!
ではな」
家族に言いたいことはたくさんある。
あるが…まあいいか。
バカ黒騎士、黒騎士坊っちゃま、黒騎士兄様、
黒騎士殿下
どれもオレなのだから。
家族のみんなも、元王子のオレとは扱わず、
別人として接するが
呼び名、せめて愛称だけでもと言ったところか…
「はっ!」メイド長
なら変に取り付くろわなくていいか…
「メイド長よ、わたしの影に入って場所を
示せ!」
と、なんで別人に扮し初対面の黒騎士が
メイド長のスキル知ってんねん!
となるがもはや正体バレても気にしてないオレ
「はっ!黒騎士坊っちゃま!失礼致します。」
とオレの影に潜むメイド長
と、家族みんながガン見してるが気にせず
現場、子爵家に向かう黒騎士のオレ
が、道中…
いい匂いが…
串焼きか?
あれ好物なんだよなあ!
確か罪人として
東国に行く前に串焼きのおっちゃんに
タダでもらったんだよな…
あとは東国の姫との初対面のときに
タレぶっかけてビンタされたよなあ…
と思いふけってたら
串焼きのおっちゃんと目があった。
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