第395話 黒騎士 異世界王直属部隊総隊長編
オレはノーネームになり
構成員達に中国から借りた
大戦艦を自慢したさに見せびらかし
みんなで大航海していた。
途中で海賊に出くわしたが
何事もなく構成員が対処。
対処どころか非戦闘員も参戦し始める始末…
そして他人の情事を覗き見てたら
氷山に掠り、そこから浸水し無事沈没
中国になんと言い訳しよう…
困った困った
と、ママンにこの失敗をなぐさめてもらうか…
と黒騎士になり中央の自国に転移した。
とりあえずなにか嫌なことや
失敗したらママンの離宮に行き甘えにいくのが
クセになっていたオレ。
ママンもオレこと黒騎士が来て喜んで
「あらあら、うふふ」と自室に迎え入れてくれる。
ママンと一緒に風呂に入り
豊満なママンボディに癒されていた。
ママンは爆乳だからな。
と、日々の疲れを取りダラダラしていた。
普段からオレは好き放題しているし
実際肉体に疲れはないが
なんとなく気分で疲れているのだ。
すると
コンコン
「王妃様、よろしいでしょうか?
王様より伝令でございます。」
と護衛のメイド隊がママンの部屋を訪ねてきた。
ママン王妃はニートなオレと違い
公務や孤児院視察で、毎日大忙し。
仕事にはない奴隷孤児院などにも
必ず顔を出し一緒にあそんだり
監査している。
オレも見習わないとなあ…
だが…
既にオレの手は多くの人を殺めすぎた…
血塗られた手でもはやそんなことは出来ない…
だから家族に仇なす者の始末や、
救出作業くらいはしよう
ママンみたいな人に人殺しは決して
させてはいけない…
そんなことを考えていたら
再確認のためかオレは無意識に拳を握っていた。
それに気づいてかママンが急ぎ
戻ってきてオレを正面抱きしめる
あれ?顔に出てたか?
いや、息子の元王子とわからないよう
漆黒のモヤが顔に認識阻害をかけているハズだが…
そして握っていた拳を優しくほどかれた
「お前には…
わたしの心が見透かされているみたいだ…」
オレがそういと
ママンはただにっこり微笑むだけだった。
そうか…
オレが息子の元王子ともうバレてるか…
ずっと共にあり続けた
漆黒のフルプレート、鎧さんの認識阻害が
初めて通じないとはな…参ったな…。
「そうか…
オレ氏は…いや、わたしはもう別人の
つもりなんだがな。」
と、つい久しぶりに
王子のときの名残りの一人称が出てしまったの
だった。
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