第393話
わたしは魔法少女
「日本にいる黒騎士…幼少のころから
黒騎士してたんだ…なら出身はここだったんだ」
「え…黒騎士殿はここに幼少のときからいて
その中身が元王子で…
わたしが日本に来てたとき、
会った黒騎士殿も元王子で…
さっき会った黒騎士殿も元王子…??」
なんか頭がパンクしそうな東国の姫だった。
「まあ、その…なんだ、
ここだけの話にしといてくれよ。
一応ボンクラ王子は死んでることに
なってるからな。肯定派の嬢ちゃんだから
話したんだぜ!って、らっしゃい!!」
「ありがと」
「…わ、わかったわ…」
今だに混乱している東国の姫
と、次のお客さんが来て
あまり長話してもお店の迷惑になるし、場所を譲り
店から離れた。
「そ、その…手がかりあって良かったね
信憑性というか…確かめないとだけど」
と、わたしは東国の姫に言う
「う、うん!でも多分だけど…
さっきの黒騎士殿が
元王子なのは間違いない気がする…
最近黒騎士殿がこの国に戻ってきたって…
だから家族の王族が元王子の捜索を打ち切ったって
理に叶ってるし!」
「日本にいる黒騎士だったからビックリだね…」
「う、うん…
もう一度会ってちゃんと確かめないと!!
黒騎士殿は今は王直属部隊、総隊長かあ…
なら御目通りといこうじゃないの!
とりあえず元王子の父親…
英雄王に謁見ね!
待っててね!王子」
フンスと鼻息をあらくした東国の姫
元王子の正体が黒騎士と聞き
会える喜びからか
先ほどの貴族嫡男とのトラブルをすっかり
忘れていた。
黒騎士のやり方が合わないから
好きになれないとわたしに発言したばかり
なのに…
「うん、その意気!」
まあわたしは親友の旦那の手掛かり、
いや、もう本人を見つけれそうな情報を
得れて本当に良かったと思った。
良かったね!
自分のことのように嬉しい。
やっぱり親友っていいものだと思えた。
まあ先ほど東国の姫は黒騎士と考えが合わない
と言ってたけど、旦那なら話合いで
解決したらいい。
わたしは聞かなかったことにしといて
あげるから。
はあ…わたしもはやくクロノに会いたいな…
クロノから癒しが、ほしい。
抱きしめてほしい。
一緒にお風呂に入ってそれから…
次こそはクロノに抱かれてみせる!
と、わたしはそんな期待を胸に
中央のホテルで東国の姫と休み
明日の謁見手続きに備えた。
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