第392話
わたしは魔法少女
たまたま立ち寄った串焼きの
おっちゃんに
東国の姫の旦那
探し人の元王子と知り合いか?と尋ねられた。
「わたしは会ったことない」
「そうよ!文句ある?」
東国の姫はいきなり顔が険しくなる
え?なんで?
「ちょ、ちょい待ち…!!
誤解してる。オレは元王子に助けられたことある
数少ない支持派だ!」
串焼きのおっちゃんは
元王子が幼少の頃、黒騎士ごっこしているのを
知っている。
そして奥さんが盗賊に攫われたとこを
助けてもらっていたのだった。
「…」
「あ!そうなんだ。
その、この国、中央はわりと
チカラ…魔力こそ正義みたいなとこがあるの…
だから元王子は魔力0で、よく侮られたり
王族に相応しくないって揶揄されてたの」
と、東国の姫から説明される。
まあ日本でも
探索者はランキング制、
学園もランクがクラスによって別れてる。
当然下の者は見下される
どこの国も同じなんだね…
「ふ、ふう…びっくりした…
嬢ちゃん達もボンクラ王子肯定派なら
嬉しい限りよ!」
串焼きのおっちゃんは二カっと笑う。
「ボンクラ王子だって」
「ま、まあ、悪意がある感じじゃないなら
いいわ。」
「ああ…愛称みたいなもんよ!
会いにきたのか?」
「…」
「え?元王子は東国で死んだって」
東国と中央が戦争になりそうで
死んだことになっている元王子。
東国の姫は生きているのを知っているが…
「ここだけの話…生きてるぜ!
間違いない。黒騎士で戻ってきてるぜ!」
何気なく串焼き屋に立ち寄った
おっちゃんから衝撃な事実が聞かされた…
「黒騎士?」
「え?黒騎士殿?いや、わたし達が
知ってる日本の…
さっき会った黒騎士殿かはわからない…
って元王子が帰って来てるの?!!」
食べてた串焼きを落とし
おっちゃんをまくしたてる東国の姫
「うお、ちょ、ちょっと落ち着けよ、
嬢ちゃん…ああ、
公表はされていねえが、ほぼ間違いない
その、昔ボンクラ王子に助けてもらったんたが
全く同じ格好だった。
禍々しい漆黒のフルプレート。
いまは時期女王…まあ妹のおひい様を模擬戦で
下し
王直属部隊総隊長に任命されてるぜ。
って黒騎士はこの国に最初から
1人しかいないはずなんだがな…」
ちなみに王子は幼少のころ黒騎士ごっこを
していたが体格がいいほうがカッコいいと
いう理由で漆黒フルプレートの
サイズは今と変わっていない。
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