第377話
オレが自己紹介したら
フックの船長が慌ててにげた。
逃がすのか獣人ワンに聞かれ
「まさか。奴には相応しい死に様を考えて
いただけだ。」
おー!!と周りの構成員からも歓声があがる。
「忘れ物だ!」
とオレは言い、海賊兵の死骸を
漆黒を使い全て相手の船に移動させ
「大砲の位置この位置、第1照準確認、
榴弾瞬発!発射!!!」
ドカーン!!!
「弾着!!!」
と1人、気分は艦長のオレ。
ちなみに操縦も大砲も使い方はわからないから
ソレっぽく漆黒を操り演出しといた。
そして
フックの船長の船は大破。
本人は海に落ち藻掻いている。
「た、助けてくれー!!!」
と、先ほどのサメ型魔物達が
エサと思い、
海賊兵の死骸と船長を食い荒らしはじめた。
「訓練にもならない余興だったな…
さて構成員達よ!しばしバカンスを楽しむといい」
とオレはカッコつけ、艦長室へ転移した。
「す、すごいです…まさかこんな大戦艦を
操りになられるなんて」獣人ワン
「いやーノーネーム様は相変わらず
凄いっスね!」鬼人オニ
「凄すぎ」エルフミミ
「最後はサメの魔物のエサとは
びっくりしたニャん!」
猫人ニャンコ
「サメちゃーん、ごはん上げたから
言う事聞くでちゅ」
ちゃっかりテイムしようとしてる幼子テイマー
「ノーネーム頭領様は大戦艦も扱い
こなせるなんてすげえぜ!」
元Sランク冒険者チャラ男
現ノーネーム構成員
「ならはやく幹部になってくださいませ。」
西国王女
と、またバカンスは再開され
穏やかな時間が流れる。
この大戦艦も満喫したし、
みんなに見せびらかせた。
ちょっとはやいが中国には明日あたり
きちんと返してやるか?
と、オレはちゃんと約束を守る男なのだ。
まあ一生借りておくのもいいが
なにかまた、面白いものを見せて
もらいまた借りようという算段だ。
頃合いをみてそろそろノーネームの拠点に
みんなを送り届けるか
「総員!!今より帰還する!
バカンスは楽しんだかな?
だが、帰るまでがバカンスだ!
心して帰還せよ!!」
「「「「「「イエス!サー!!」」」」」」
「面舵いっぱい!ヨーソローヨーソロー」
と、方向転換した。
すると…
たしかアレは…
甲板の先端にいる
男女…
たしか西国の警備員(元Sラング冒険者チャラ男、
現ノーネーム構成員)と
上品な盗っ人の娘(西国王女)がいた。
※主人公はそう勘違いしてそう思ってるだけ。
あ、逢引か?!
とオレは艦長室から出歯亀の
ようにまた盗み見たのだった。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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