第374話
ノーネームの大戦艦に
次々海賊兵がなだれ込む。
瀕死の海賊兵が正面にいる。
それに意を決して攻撃しようとする
非戦闘員の西国王女
後ろから抱きつき
手を取り、文字通り手取り足取り教えてる
隻腕の元Sランク冒険者チャラ男
現ノーネーム構成員。
「こ、怖いですわ…ふ、震えが…」
「さっ、王女様!
防御壁は展開したまま、オレ様の
ビームサーベルを手に持って!」
チャラ男は後ろから片手で王女様の手を支え
ようと…
モミモミ
モミモミ
「あ、あん!ってもう!ど、
どこを触っているのですか!!」
「わ、わりいわりい。王女様の手に添えようと
したらこれおっぱいだったわ。」
王女様は白のワンピースで
胸元がみえるタイプの服装だった。
「も、もう!婚姻前に触れたらダメですって
あれほど言ったのに!」
「わりいわりい。っと」
二人羽織のように後ろから重なり
振り下ろせば首が刎ねれる状態にしたチャラ男。
「ま、まあ…緊張はほぐれました…
ありがとうございます…
い、いきますわよ…」
「ああ、大丈夫だ。王女様は1人じゃない。
オレ様がついている。理不尽に抗うには
戦うしかない!さあ!やるんだ!」
「え、えい!」
とオレ様のビームサーベルを持つ王女様が
海賊兵の首を落とした。
「よくやった。王女様」
「わ、わたくしが…わたくしが…」
「大丈夫。なにもしなかったら
犯され殺されていた。だからこれでいいんだ。
なにも間違っていない!間違っているのは
あいつらだ!」
と王女様をオレ様は隻腕だから
片手で強く抱きしめる。
「は、はい…ありがとうございます…
落ち着きました…んっ」
とチャラ男に唇を差し出す王女様
「ちゅ」
とソフトなキスをするチャラ男
「わたくし頑張ります!戦います!
奪わせません!」
「その意気だぜ!王女様!オレ様がサポートする!傷ひとつ、つかねえようにな!
他のノーネーム幹部とかも、もう戦ってねえし、
構成員はノーネーム頭領様の訓練って言われた
意図に気づきはじめたみたいだな。
こりゃあ、非戦闘員用の訓練で
やっぱりあたってたか。」
※主人公ことノーネームにそんな意図は
全くない
「さすがノーネーム頭領様ですわ!」
「ああ、ってニャンコの姐さんと
ライバルの幼子テイマーはまだ狩りまくって
るみたいだが…」
「狩猟本能かしら…」
と、勘違いしたまま
王女様の戦闘訓練をサポートする
チャラ男だった。
「え?そうだったかニャん?!」
「やりすぎちゃったでちゅ…」
後ほどチャラ男に教えられ
戦線離脱する猫人ニャンコと
幼子テイマーだった。
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