第373話
ノーネームの大戦艦に
次々海賊兵がなだれ込む。
「お!あたりだ!可愛い女の子発見!」
「男は消えろ!いまから味見だ!」
「そしたら命はたすけてやるよ!はやく
犯そうぜ!」
「いやいや、寝取られをみせつけようぜ!」
海賊兵達
「オレ様がいるのに王女様にそんなこと
させるわけないだろ!」
元Sランク冒険者チャラ男
現ノーネーム構成員
「こ、怖いですわ…信じております。」
非戦闘員の西国王女
チャラ男の袖を掴み後ろに隠れる。
「おーおー!かっこいいね、ニイチャン!」
「こちとら四人だぜ」
「続々と仲間もくるからな」
「覚悟しろ女。全員の相手させっからな!」
「お、お前ら!!皆殺しだ!オレ様の王女様には
指一本触れさせねえ!神器解放!」
パワードスーツを纏うチャラ男
「わたくしのために頑張ってくださいませ!」
戦いの邪魔にならないよう後ろに下がり
いつの間にか、
ちゃっかりチャラ男からプレゼントで
もらった防御壁のペンダントを展開させた。
ちなみにチャラ男が以前飲み屋に行って
持ち帰りをしようと女を漁ってたら
王女様に報告がいき、不機嫌になったお詫びで
もらったみたいだ。
「はやく犯してえ!王女だってよ!」
「オカシラに献上するまえに味見だあ!」
「王女なら処女だろう!純潔を散らしてえぜ!」
「可愛い可愛い少女の処女かあ、ぺろり」
1人ナイフを舐める海賊兵
「あ、バカ!お前!」
「そのナイフって」
「毒塗ってるんじゃ!」
「え?あ、わ、忘れてた…ぶくぶくぶくぶく」
海賊兵の1人は自滅した。
「オラオラオラオラ!よそ見してる
暇はねえぜ!」
とオレ様は牽制のつもりでライフルを撃ったが…
「ぐああ」
「あひっ」
「ぱたり」
あっさり2人絶命。
1人は重傷になった
「よ、弱え…パワードスーツ必要ないな…
解除っと。」
「けど、ノーネーム頭領様はこれは訓練って
おっしゃられてましたわよ。」
「そうなんだよなあ〜…。うーん…
あ、なるほど!王女様!!
これは、非戦闘員用の訓練だぜ!
非戦闘員でも狙われたりする。
何もしなかったらそれこそ、犯されたり
殺されるだけだ。
だけど戦えさえすれば相手が怯んだ隙に逃げたりと
活路が生まれる。
怯えて、なにもしないのは一番悪手だと
ノーネーム様は言っているんだぜ!」
「た、確かに…と言うことは…
わたくしが戦うのですか?
こ、怖いです…」
「大丈夫!オレ様が教える。
二人羽織のようにやれば大丈夫だぜ!」
「わ、わかりましたわ…」
とイチャつきはじめる2人だった。
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