第369話
いまから大戦艦で出発だ!
「面舵いっぱい。出航だ!!」
と、ノーネーム構成員、西国の少数を
連れ大海原へと出た。
好きに誰か連れて来ていいと言ったから
友達でも連れてきたんかな?
「「「「「「はっ!」」」」」」
「違う!!ここでの返事はイエス!サー!
だ。良いな?」
「「「「「「「イエッサー!!」」」」」」」
「各員自由にしてよし!存分にたのしむがいい。」
気分は艦長なオレ
とりあえず操縦の仕方はわからないから
漆黒の魔力(鎧さんこと今は漆黒の仮面)
で適当に動かしといた。
「「「「「「「イエッサー!!」」」」」」」
と、ノーネーム構成員、西国のみんなは
自由に楽しみはじめた。
オレはそんなみんなをお散歩ついでに
飼い犬と見て周る。
古参幹部獣人ワン、
幹部鬼人オニ
幹部エルフミミは水着を着てパラソルを刺し
日光浴していた。
「ふうー。バカンス最高!
前回の任務の疲れが取れるね。」
「気持ちいいッスね!ノーネーム様
こんな大戦艦持ってるなんて凄すぎっス!」
「ノーネーム様に、水着みてもらいたい。」
とくつろいでいた。
獣人ワンはDカップ
鬼人オニはGカップ
エルフミミはAカップ
眼福眼福と
みんなのんびりリラックスしているから
オレが、邪魔してはいけない。
見るだけにとどめといた。
そして猫人ニャンコは船内を走り回っていた。
さらに幼い子供を連れて。
(幼子テイマー)
「アスレチックみたいで楽しいニャん!」
「鳥ちゃーん、集合でちゅ。」
キャトタワーみたく、縦横無尽に
走り周る猫人ニャンコに
それを鳥の背に乗り追いかける幼子テイマー。
召喚魔獣で他の鳥達も追いかけっこと思い、
猫人ニャンコを追いかけ遊んでいた。
子供は元気にあそんでなにより。
そして
甲板から海を眺めてる男女を発見したオレ。
やや!
あ、あれは…
西国の警備員(元Sラング冒険者チャラ男、
現ノーネーム構成員)と
上品な盗っ人の娘(西国王女)がいた。
※主人公はそう勘違いしてそう思ってるだけ。
「王女様。ノーネーム頭領様はやっぱり
すげえな…」
「はい…。わたくしもそう思いますわ。
さすが神狼フェンリル様の主様ですわ。」
な、なんかちょっといい感じか?
冷やかしてやろうかなあ。
いやいや、さすがに無粋か…
「そ、その、航海に一緒に行こうって
行きなり誘って迷惑じゃなかったか?」
「はい。う、うれしかったですわ…。」
といい雰囲気になる二人を盗み見るオレ
と飼い犬(神狼フェンリル)だった。
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