第367話
ウチは獣人ワン。
隣国で保護した人種の子供、男の子と
猫人ニャンコ、幼子テイマーと
属国の西国へと転移した。
ウチの両親はとりあえず鎖は切っておいた。
あとは逃げるなり好きに生きてほしい。
まあ死んでたり殺されてたらそれまで。
とてもじゃないけどノーネーム神国に
入国はさせたくない。
多分構成員、満場一致でそうなりそう…
下手したら構成員の誰かに殺されそう…
まあ産んでくれた義理は果たしたし
保護した人種の男の子は
今から西国の孤児院へあずける。
もちろん衣食住、全て行き届いている。
「じゃあね。いつかノーネーム神国にもおいで。
ウチ達はいつでも歓迎するし、
復讐するなら戦い方も教える。
ただ、穏やかな日常で生きていくのも
ひょっとしたら、悪くないかもしれない。
だからゆっくり考えて、決意したらおいで」
「わかった…ありがとうお姉ちゃん
あ!そういえばお姉ちゃんの名前って?」
「ウチは最強最悪暗躍組織ノーネーム。
古参幹部で、幹部総括の獣人ワン!!
じゃあね。」
「バイバイニャん!」
「さよならでちゅ。」
と、ウチ達3人は
ノーネーム神国へと帰還した。
すると、
なんかすごいガヤガヤしてる
なにかあったのかな?
人がかなり少ない気が…
「なにかあったのかな?」
「緊急避難とかではなさそうニャん。」
「催し?祭りでちゅか?」
「ノーネーム様のご帰還よ!」
「海岸側にいるらしいよ!」
「急げ急げ!!」
と構成員達が騒いでいるのが聞こえた。
「え?ちょっと距離があるからか
わからなかった!はやくお出迎えにいかないと!」
「ノーネーム様ニャん!!
今すぐダッシュで行くニャん!」
「ノーネームちゃま!会いたいでちゅ!」
とウチ達も遅れながら海岸側へ
すると
海には
大戦艦が浮かんでいた!!
デカいなんてスケールじゃない
凄まじい大きさだった。
1万人以上は余裕で乗れそうな…
と、大戦艦の近くの陸地にノーネーム様を発見。
すでに神狼フェンリル様こと、飼い犬様と
鬼人オニ、エルフミミもいた。
「ノーネーム様!!帰還されたと聞き
急ぎ馳せ参じました!」
「ノーネーム様!会いたかったニャん!」
「ノーネームちゃま、はじめまして」
初対面な幼子テイマー
「苦しゅうない苦しゅうない。
久しいな。
して、これから構成員みんなで航海と
行こうではないか!
総員に告ぐ!!!!
これよりヒトフタマルマルより
この大戦艦は航海する。総員
乗りたいやつは乗船し、誰か友達や家族を
連れてきたり各々好きにしてよし!
食料も持ってくるのだ!おやつは
300円まで、バナナはおやつには、はいらない!
よいな!!!!」
「「「「「「「「「「はっ!」」」」」」」」」」
と、これからノーネーム様と
ノーネーム構成員みんなで
大戦艦バカンスとなったのだった。
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