第358話
妾は吸血鬼女王
寝室で一緒に寝ようと
中国少女を誘う妾。
「わ、わかったアル。
あ!そ、その前に本国へ連絡していいアルか?」
「いいでありんす。自由にしなんし」
「あ、ありがとうアル!」
と、中国少女は自身の無事、
扱いもかなり良く、酷いことはされていないと
連絡した。そして、再度侵略することは
絶対にしないでほしいと吸血鬼女王の前で
連絡を簡潔にしたのだった。
そして広い寝室に入る二人。
二人とも吸血鬼女王の魔力から生成した
ゴスロリチックなネグリジェだけ。
下着はつけていない。
「な、なんか緊張するアル…」
「ここには害する者はいないから安心しなんし。」
「そ、そうアルが…じ、実はわたし…」
妾は中国少女の胸を、擦る
するとビクッとなり
拒絶反応を示し、冷や汗をかきはじめる。
「大丈夫、大丈夫。妾は女。
ここにあった火傷の跡はもう消えてるでありんす。
これは同族にやられりんしたか?」
妾は風呂場ではっきり見た。
古傷だが火傷の小さい丸のあとが
複数あった。
「そ、そうアル…小さいときに…
…あ、兄に…タバコを…」
中国少女は小さいころ
兄から虐待や性的嫌がらせをされていた。
なので男の性に対しては凄まじい不快感がある。
「身内でありんしたか…
よく我慢しんした。妾がその兄とやらを
殺してやるでありんすよ。」
「い、いや、だ、大丈夫。もう大丈夫に
なったアルから…」
そこから死に物狂いで鍛錬しチカラをつけ
自分の派閥、パーティーをつくり
男に害されないためにか世界に名を轟かす
大部隊までに
なっていったのだった。
それから報復を恐れた
兄は虐待や性的嫌がらせをやめた
取るに足りない小心者だった。
「人種は…もとい羽虫は本当に愚かな生き物で
ありんすね。
同族でも、いや身内ですら
殺し合い、嬲り、犯し、奪い…」
「魔物にはそういうのないアルか?」
「少なくとも吸血鬼一族にはないでありんすね。
他の魔物は知りんせん。」
「オークとかは人間を犯したりはするアルが…
同族同士でってのは聞いたことないアル…
なんか、そう考えたら人間が一番醜いかも知れないアルね…」
「そうでありんしょう。
妾は長い長い年月を生きてるでありんすが、
人種もとい羽虫が
一番愚かで醜い生き物でありんすね。
殺しても殺しても、またワラワラと
増えていくでありんす。」
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