第357話
妾は犬歯をたてず
優しく中国少女の首筋に噛みつく。
「くぱあ」
「う…あ…」
「さあ、下着を脱ぎなんし。」
妾のゴスロリドレスは魔力から生成されている。
すぐさま解除し全裸になる。
吸血鬼女王は小学4年生くらいのお子様ボディ。
胸も平らで無毛だ。
「わ、わかったアル…女王様…」
中国少女はEカップの赤い下着
コルセット型で腰まであるタイプだった。
普段はチャイナドレスにお団子の髪留めで
2つにくくっている。
毛量も多くバサバサだから
簡単に留めていた。もちろん手入れなど
無縁な日々だった。
ギルドランキング2位
毎日ダンジョン攻略に勤しんでいたのだ。
「さあ、自身の身体で妾を丁寧に
洗うでありんす。」
「わ、わかったアル…」
「いい子でありんす。よく見たら
古傷や髪が傷んでるでありんすね…」
「探索者だから、そのケアとか
する余裕なくて…」
「よくみたらかわいい顔してるじゃないで
ありんすか。仕方ないでありんすね。」
と、妾は魔力を使い
古傷を消し、髪もツヤツヤにしといた。
「え?な、なにこれ?
すごいアル…」
「妾は悠久の時を生きる真祖のヴァンパイア。
これくらい造作もないでありんす。」
「あ、ありがとうアル…」
「妾は幾人の処女の生き血ものんでいるで
ありんす。扱いはなれているでありんす。」
「そ、そうだったアルか…魔物というか、
女王様含め生態系はなにも知らなかったアル…」
「まあ、たかだが、数年生きた羽虫には
到達出来ない領域でありんしょう。」
「さ、さすがアル、女王様。」
そして熱心に丁寧に身体で妾を洗わせ、
その後自身も洗って綺麗にし
お風呂から上がった。
眷属達に捕虜の食事や水の用意をさせる。
「クロノ様に感謝するでありんす。
あの御方の命でありんすから。
危害は加えない、
最低限の生活と尊厳は尊重する。
連絡を自由にすることも許す。
あとは…まあなるべく不快になるようなことは
しないでありんしたね。」
「あ、ありがとうアル。女王様と
クロノ元特級探索者。」
「様をつけろでありんす。」
「あ、はいアル!
クロノ元特級探索者様。」
「よろしい、さあ一緒に寝るでありんすよ。
来なんし」
「わ、わかったアル…」
一緒にお風呂に入ったためか
一緒に寝るのに抵抗が少なくなった中国少女。
本当に危害を加えられない安心感からだろう。
完璧に拒絶するようであれば
無理強いは出来ないが、
ある程度知性ある魔物を許容しはじめていた。
女の命ともいえる肌にあった古傷や髪をツヤツヤに
してもらった恩もあるかもしれない…
と思った中国少女だった。
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