第355話
オレは吸血鬼女王と中国少女の戦いを
見届けた。
正直力量は同じくらいにみえていたが…
長年生きていると自称してる
吸血鬼女王のほうが
1枚上手だった。
相手をわざと煽り、
舐めプしているかのようにみえて
実はしっかり観察し、次の一手次の一手と
策を練っていた。
まだまだ手の内を一つも出してなくあっけなく
中国少女がやられたもんだから拍子抜けしたのまで
オレにはわかった。
すると指揮官の中国少女がやられたからか、
即降伏してきた。
「賢明な判断だ。降伏を受け入れる。
これ以上の戦闘は無意味に犠牲を増やすだけだな。そっちのな。」
なにもしてないのに偉そうにでしゃばるオレ
「まあ、お前様が言うなら妾に
不服は無いでありんす。」
「た、助かる…し、して要求はあるだろうか…」
「そうだな…また次から次えと来られても
面倒だ。だから人質、捕虜にこいつをもらう。
後は足だな。ここに来た戦艦を頂こう。」
「捕虜とかいらないでありんすし
意味ないでありんすが…お前様が言うなら。」
「ま、まってくれ!指揮官は
ギルドランキング2位で我が国に
必要な人物なんだ!戦艦も、その…」
「お前わかってんのか?
侵略しに来て降伏ってな、全滅よりかは
はるかにマシだろ?戦艦は飽きたら返してやるよ。
指揮官はもう攻め込まれない確証を得れたらだ。
それとも今ここで全員死ぬか?」
と、覇気を出しジャイアニズムなオレ。
もちろん脅しだ。こいつらは悪人ではない。
戦争に来たからには死ぬ覚悟はあるかもだが
無意味な虐殺はなるべくしたくない。
1人でも多くというより、
出来たら全員帰ってくれ。
「お前様、そんなに船が好きでありんすか?」
ああ、持ってないからほしい。
飽きたら返す、いつかな。
死ぬまで借りとくかもだけど笑
「し、指揮官の扱いを知りたい…」
「もちろん危害は加えないし、
最低限の生活と尊厳は尊重する。
連絡を取り合うことも許す。
もう攻め入る気概がなくなったとこちらが
判断したら
そちらに返そう。」
「お前様、羽虫に優しすぎでありんす…」
「りょ、了解した…御慈悲ありがたく。
ただ本国に相談をしなければ…」
「ああ、好きなだけしてこい。
次に攻めて来たら
お互いどちらかが全滅するまでだな。
二度目は無い。肝に銘じておけ。」
「キャハハハハハハ!妾が攻め入って滅ぼして
来てもいいでありんすよ。」
「き、きちんと国務院総理(中国の首相)
伝える。では…」
と、話がわかる副官で
スムーズに降伏の条件を受け入れたのだった。
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