第354話
妾は吸血鬼女王
中国少女より八卦掌なる武術と
三節棍に
火を纏わせて殴打乱舞なる
火竜大乱舞をくらったでありんす。
「ハァハァ…トドメアル!
伸びろ如意棒!!」
三節棍が一つの棒となり
その棒が巨大化して妾に伸びて来た。
腹に打ち付けられ空高く打ち上げられた妾。
そしてドサッと地面に落下した。
「ハァハァ…口ほどにも無いアル!!
次は元特級探索者クロノ!!
魔物に加担した罪で
討伐するアル!!」
「ほう?そんなルールがあるとはな…
つくづくオレはこの孤島に国を
作って良かったと思うな。
それにまだ終わってないぞ。」
クロノはルールなどに縛られたりを
特に嫌う。元王子だからか、自分のやりたいように
出来ないから自ら特級探索者資格を返上し
日本を出た。
「なに負け惜しみを…ん?」
トントンと、中国少女の後ろから肩を叩く
妾
「キャハハハハハハ!!勝ったと思っちゃった?
ねえ?ねえ?残念でありんすね!
妾はピンピンしてるでありんす!」
「な、なんで…ば、化け物…」
「化け物って妾は真祖の吸血鬼女王
かわいいかわいいヴァンパイアの魔物でありんす。
一応ブラッドシールドを張ってたが無意味で
ありんした。」
妾は自身の血で全身を覆いシールドで
防御の膜を張っていた。
けどそれにヒビすら入っていない。
その力量なら妾の素の肉体に血の一滴ほども
傷つけられないでありんす。
「ねえ?今どんな気持ちでありんすか?
悠久の時を生きる妾にとって人種はやはり
羽虫でありんす。たかだか数年生きただけで
粋がるなでありんす。
お前様、この女の血くらいはちょっと頂いても?」
「ああ、後遺症とか、消えない傷を残さないなら」
「や、やめ…やめてアル」
「了解しんした。では頂きます。
くぱあ」
妾の犬歯が中国少女の首筋に食い込む。
ゴクゴク
「うーん、可もなく不可もなく…
お前様の神血には遥か遠く及ばない
でありんすね。
ただ、前回よりマシか。
処女でありんすか?」
前回は処女ではない
アメリカ少女の血を吸血している。
「う…あ…あ、あう…」
涙を流しながら頷く中国少女。
そこに
「や、やめてくれ!
もう、やめてくれ…
た、頼む!!
降参だ!敗北を認める。もう許してくれないか…」
副官らしき人種が懇願してきたのだった。
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