第352話
人類のためにも氾濫した魔物を討伐する。
という大義を掲げ
クロノ神魔国という孤島に
三万の中国探索者部隊が上陸した。
皆、隊列を組み
多人数で各個撃破に当たる。
「油断したらダメアルよ!!
危なくなったら即退避アル!!
首級が現れたら必ず救難信号アル!!」
ランキング2位 中国少女。
「「「「「「おー!!!!」」」」」」
と探索者部隊の士気も高い。
そこに完全武装した吸血鬼女王の眷属が
現れる。
「囲め!!」
「首級ではなさそうだな。」
「バフかけます!」
「オレが盾でガードする!
ぐああああ!!」
と吸血鬼眷属のスピアが探索者の盾を貫通した。
殺すなとの命があるから
致命傷にならないよう
スピアを抜く眷属。
「だ、大丈夫か!!」
「ヒーラー回復!」
「後退!!」
「いてて…」
「至急、増援部隊求む!」
と、迅速に後退し無理に討伐はしない探索者部隊。
そしてすぐ増援部隊が駆けつけ
眷属の1人を囲み、一斉に攻撃。
眷属からの攻撃がまた被弾したら
また後退し、次の増援部隊と
ヒットアンドアウェイと数で確実に
削っていくのだった。
「眷属が押されてるでありんすね…
殺害が出来ないから、
こちらが不利でありんすか…」
まさに数を活かした戦法だった。
倒しても倒してもワラワラ出てきて、
更には倒した探索者も
回復して戦線復帰もしてくる。
眷属は絶命したら、霧になり魔石を落とす。
元は吸血鬼女王の魔力から
生み出されているからだ。
また眷属を生み出せるが
ジリ貧だ。最悪魔力が枯渇したら負けまでみえる…
殺害したらダメという縛りが
思いのほか効いていた吸血鬼女王…
だがクロノ神魔国は絶対に落とさせる
わけにはいかない!!
ならば!
と、黒い翼を生やし飛びたった
吸血鬼女王。
眷属には一旦引くように命を出す。
そして、この状況を生み出している
指揮官であろう少女のとこへ
降り立った。
「指揮官でありんすね?
妾は始祖を先代に持つ
真祖のヴァンパイア!!
吸血鬼女王でありんす。
一騎討ちを提案しに来んした。
消耗戦を止め、この勝負で
決着をつけんしょう」
「首級が来たアルね!!
そのセリフ、小島連邦の最高決定機関を
破壊した奴アルね?」
中国少女
「妾でありんすよ!羽虫が
うるさいから制裁したまででありんす。」
「うわーひどい言い草アルね…
って、そっちの要求のむメリットないアルね!
このまま数で押し潰すアル!!」
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