第351話
妾は吸血鬼女王。
いまはクロノ神魔国に住んでいる。
強大なチカラと神血が流れている
クロノ様に漆黒城を任されているでありんす。
妾は普段眷属に任せっきりで
悠久の時を怠惰に過ごしていただけに
建設やら城壁を自ら作るのに参加したのは
楽しかったでありんす。
正直人種こと羽虫を痛ぶり殺すのも。
普段は奈落ダンジョン50階層を守護していたが
到達するものはクロノ様以外はいなくて
ずっと退屈だったでありんす。
先代の始祖が神よりダンジョンを守護するよう
と妾の代までずっとその誓約を守ってきたで
ありんすが
クロノ様ほどのチカラがあれば
誓約を破って
なにかあったら助けてもらおうという、
下心から漆黒城に住んだ。
だからいまはダンジョンの守護を放棄し
クロノ様の孤島にいて迎撃なども任されている
でありんす。
そしてそんなクロノ神魔国に
またしても羽虫が!!
前回は少数だったけど、今回は
大勢がこの孤島に上陸しようとしていると
見張りの眷属から伝わる。
全員嬲り殺したいでありんすが
なるべく殺害するな、戦艦は無傷で
手に入れろと仰せでありんすから
なにか考えがありんしょう。
妾は忠実に従うまで
すると、
「総員突撃するアルー!!!!」
大声で掛け声が聞こえたでありんす。
まえに妾が、この孤島に侵入にして来て
騒音を撒き散らした
小島連邦なる場所の、最高決定機関を破壊し
殺害したから本隊が報復に来たでありんすね。
上等でありんす。
「眷属よ!!完全武装し、迎え撃つでありんす。」
戦艦からワラワラと探索者が
孤島に上陸してきた。
この探索者部隊は
ギルドランキング2位の中国探索者部隊。
ダンジョン攻略を数で押し切った戦法だった。
世界の探索者総数が約十万ちょっとに対し
約三万人、全体の約2割ほどを占めていた。
「数で押し潰せ!!」
「首級をあげろ!」
「うおー!!」
「油断するなよ!陣形を組め」
「地球を守るぞ!」
「腑抜けた他国を出しぬくぞ!」
「ダンジョンから氾濫した魔物を討伐するぞ!」
と、理には叶っていた。
ダンジョンから氾濫した魔物は類をみず
人種に災いをもたらすからだ。
それが常識であり
ダンジョンの魔物も、侵入してきた
人種を討伐する。
お互いにお互いの正義だったのだった。
同じ殺し合いだが
異世界西国の場合は、隣国が
奪い、犯し、略奪と、そこに大義は無く
ただ面白ろおかしく
殺戮しようとしたから、
クロノことノーネームのダークフレアによって
もれなく全員一瞬で焼死しているのだった。
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