第350話
と、地球の孤島にあるクロノ神魔国
でゴロゴロしているクロノことオレ。
一緒の漆黒城に住んでいる吸血鬼女王の
眷属にお世話されている。
一応オレは王という立場らしい…
お飾りだが…
ちなみに眷属とは
吸血鬼女王の魔力から生成され
自我がない。男でも女でもない
ただの魔力が人の形をし忠実に動くだけらしい。
喋りもしないし、エッチなイタズラも
出来ない…
暇だ…
吸血鬼女王は政務に忙しくしていた。
防衛などのため城壁を高くしたりと
いろいろ頑張っている。
ちなみにゴスロリな感じで
可愛いが、さすがに幼女は専門外だ。
魔法少女は見た目が小学6年生くらいなのに
対して小学4年生くらいにみえる…
見て愛でるだけに留めておこう。
と、更なる城壁やいろいろと
孤島のインフラというか
迎撃態勢があれよあれよと整っていった。
一体この漆黒城はなにと戦うんだろうか…
まあオレが考えても仕方ないか…
とりあえず吸血鬼女王の好きにさせておいた。
どうせ、日本追放になってる
オレことクロノには居場所がないからな…
たまには気ままに1人気楽に過ごすか…
ペットのドラゴンはついてきた渡り鳥と
またどっか行っちゃたし…
と、ゆっくりした日々を過ごしていたオレは
多数の気配を察知。
悪意…はなさそうだが
少し敵意を感じた。
数も多い…
2.3万くらいか…
孤島に上陸しようと来ているのがわかった。
船…いや戦艦か?!
ちょっとワクワクするな。
異世界の自国にはそういうの見る
機会なかったからな。
よし!!見に行こう!
と外に出ようとしたら
コンコン
「お前様?いるでありんすか?
眷属から報告があり
妾、羽虫を迎撃してくるでありんす。」
孤島の至るところに配置している眷属が
戦艦を発見したらしい。
「…なるべく殺すな。あと戦艦は傷つけるな。」
ノーネームで西国の演説をしていたときは
野盗が乱入しようとしていたが
あれは悪意のあるものばかりだった。
悪意があれば殲滅でいいが…
今回は感じてない。
例えるなら戦争に駆り出された
みたいな感じか?渋々な者もいるだろう。
攻め入るなら覚悟しとけよ!と言いたいが
戦争なんてお互いの正義がぶつかり合うだけ。
ならば、
むやみに殺戮するのはオレの本意ではない。
和解出来るならそれにこしたことはないし、
攻め入った責任はお偉いさん1人の命で
事足りる。
どちらかが全滅までやるのはさすがに無意味だ。
降伏を受け入れる度量くらいはオレにはある。
と、最初から微塵も自身が負けることを
考えていないオレ。
負けたらオレは死ぬだけだからな。
とうの昔から覚悟は出来ている。
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