第349話
漆黒城の部屋でくつろぐオレ。
吸血鬼女王と、その眷属達も城内に住むらしい。
ドラゴンはついてきた渡り鳥達と
どっかまた飛んでいった。
仲良くなっててなにより。
ちなみにこの孤島は
クロノ神魔国という名にしたらしい…
吸血鬼女王はダンジョンのボス、魔物という
くくりになるから。
それに神血が流れているオレの名前を
合わせたとな…
一体なんのこっちゃ…
とりあえず放置しといた。
まあ日本にはもうクロノでは住めないし
アメリカには行けるが、
いずれ日本みたいに自分の信念だけで
一般人を殺害したら
騒ぎになるからな…
ならいっそ自分の国とは、ありがたかった。
鎧さんグッジョブだ!!
そして妾のように行き場のない
魔物の国にしたら如何でありんしょうか?
と進言があった。
とりあえずオレが王みたいだから
決定権が、あるわけだが…
正直面倒だからすべて丸投げするか…
けどなー、う〜ん…
オレは黒騎士邸にいる
女児の母親、ギルド受付と
ダンジョン深層40階層ボス、オーラ騎士が
憎からずな仲なのを見た。
だから魔物だけと、限定しないほうが…
むしろ魔物って人類から討伐されるべき敵
ってポジションだしな…
オレが魔物だけの国の王なら
オレも魔物と認定され
地球の人類から討伐命令が出そうだ…
出来れば無駄な争いはしたくない…
日本にも大切な人はいる。
本来なら差別の無い共和国的なのが理想だが、
吸血鬼女王の言動からもわかるが
どうも人種は羽虫程度の扱いで
数だけが多い弱い劣等種族の
枠組み、みたいだった。
人種側もただ魔物は討伐するもの、と…
なかなか一朝一夕では考えはお互い変わるまい…
今までの価値観も…
オレの考えを強制的に賛同させても
一時しのぎだし、いないとこでは鬱憤が
爆発するだろう…
だから双方ちょっとずつ考えを変えて
行く方向にもっていくか…
そのモデルケースがこの国、
クロノ神魔国ということにオレはしたい。
まあ、そのためにならオレが傀儡の王となるのも
やぶさかではない…
担がれてもいい。
けど運営や政治は
からっきしダメだからなオレは…。
なんか異世界、西国にある
ノーネームの拠点みたいだ…
(ノーネーム神国となっているが
主人公であるクロノはそう命名されているのを
知らないのだった。)
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