第339話
妾は吸血鬼女王
漆黒フルプレートが妾を守って
漆黒のドラゴンへと向かい
手をあげ…
頭を
撫でている
「へっ?」
「きゅおきゅお」と
嬉しそうに鳴く漆黒のドラゴン
先ほどのドラゴンの咆哮は
黒騎士もとい鎧さんに、来たよ!
という合図なだけだった。
「あ、あのー…
お知り合いでありんしたか?」
頷く漆黒のフルプレート
どうにもこのドラゴンとは同じ主を持つ
友達らしい。
こ、この星は化け物だらけで
ありんす…
妾は基本的に苦戦などしたことのない。
始祖を先代にもつ真祖のヴァンパイアなのに…
先代をダンジョンの守護者にした
神にさえ機会が、あれば叛逆してみたいと
思うくらいには強さには
自信があったでありんすのに…
永い時を生きているのに…
と常識がことごとく覆される吸血鬼女王だった。
だけど、化け物みたいな強さでも
味方なら心強い。
ここは喜んで、孤島の城に
住まわせてもらおうでありんす!!
また新たな、化け物が来てダンジョンで
妾が滅ぼされたらたまったものでは
ないでありんす。
守護者という任はとりあえずきちんとするが
最悪漆黒のフルプレートに助けて貰おうと、
だから孤島の城に居着くか…と考える妾だった。
すると…
漆黒のフルプレートは妾にメモ用紙を
見せてきた。
「クロノ?ああ、覆面主の
名前でありんすね!
ふむふむ…表札でありんすか?
わかりんした。城の門に目立つよう
デカくカッコよく作っとくでありんす。」
と、漆黒のフルプレートはドラゴンの背に
乗ってどっか飛び立って行った。
主のクロノが寝ているから変わりに
散歩に行った黒騎士こと鎧さん。
「ふう…なら妾はカッコ良く
漆黒の表札をつくりんすか。
あとは新たな部屋に荷物も運んだり
引っ越しするでありんすかね。」
と転移で奈落50階層ボスの間に行き
荷物を亜空間に入れまた孤島の城に
戻って来たりした。
そして妾は表札をつくりあげ
城の門にはめた。
「なかなかいい出来栄えでありんす。
意外とモノづくりも楽しいでありんすね。」
と満足げに妾が建設した城や門、
表札を眺めていたら
バサバサバサバサバサバサバサバサ
「なんでありんしょうか?
この不快な機会的羽音は?」
うるさい羽音が響く。
早速騒音トラブル、隣人ならぬ
隣島からか?
妾は黒い翼を生やし上空へ
すると鉄の機械の塊が羽?を回転させながら
人種を乗せ浮いていたのだった。
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