第337話
妾は吸血鬼女王
とりあえず千年ぶりに地上へ出て
人種の星へとダンジョンは移動していたみたいで
ありんすね…。
早速人種と邂逅したけど
やはり雑兵だったでありんす。
眷属達が数体やられはしたが
所詮は妾の魔力のほんの一部から創造した物。
それに苦戦するようでは
永年生きている始祖を先代にもつ
真祖の吸血鬼女王である妾には到底敵わないで
ありんす。
漆黒フルプレートの主、
覆面の想い人に攻撃してしまった
イレギュラーはあったが回復しといたし
許してほしいでありんす。
漆黒フルプレートの依頼だから
勘弁してくれでありんす。
まあ覆面はお互いが高めあう戦いはして
いいとは言ってたし大丈夫であろうでありんす。
本当は痛ぶるつもりだったが…
しなくて良かったでありんす。
と、漆黒のフルプレートには勘違いで
別の星の孤島を指定してしまったでありんす。
何百年周期かでダンジョンは別の星に
移動するのをすっかり忘れてたでありんす…
急ぎ漆黒フルプレートの気配を探る
と、妾の知らない孤島に既にいたであります。
妾と眷属達は急ぎ飛んでいって
新たな孤島につき漆黒のフルプレートに謝罪した
でありんす。
「す、少しトラブルがあり遅れたでありんす。
お前様方、申し訳ないでありんす。
何千年とダンジョンに引きこもってて
妾の指定した孤島はこの星ではなかったで
ありんす…
本当に申し訳ありませんでしたでありんす…」
妾は誠心誠意頭を下げて
漆黒のフルプレートに謝罪した。
漆黒フルプレートの周りを
クルクル回ってるバスターソード
妾に振り下ろされないか
内心恐怖でドキドキでありんす…
が…
手をひらひらさせ
まるで気にしてないって感じだったでありんす。
た、助かったでありんす
「して、お前様がこの孤島を見つけたで
ありんしたか?ここに城を建設するで
ありんすか?」
頷き建設する場所を指差す
漆黒のフルプレート。
「しょ、承知したでありんす。
眷属達よ!総出で取り掛かるでありんす!!」
と、妾は急ピッチで城の建設にとりかかる。
そして2日後…
「完了したでありんす!最高の出来栄え!!
最速の仕上がり。これでよろしいでありんすか?
ハァハァ…疲れたでありんす…」
満足そうに頷く漆黒のフルプレート
「よ、良かったでありんす…
では対価はもう頂いてるでありんすし
妾はダンジョンに帰るでありんすね」
漆黒フルプレートの主、覆面の
神血は先報酬でもらっていた。
今後もなにかご用があれば
ぜひ呼んでほしいでありんす。
と、帰宅しようとしたら…
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