第332話 奈落50階層ボス
御詫びと、城を作る対価として
黒騎士、もとい鎧さんからクロノの血を受けとる
吸血鬼女王。
血など、とうに飲み飽きてはいたが…
真っ赤に燃え盛るように透き通る赤。
なぜかキラキラ光ってるように見えなくもない。
ちなみにクロノの血は
模擬戦のとき、最後のバスターソードの
一撃で吐血した血が付着していたのを
保管していたのだ。
いてもたってもいられず、
小瓶から血を飲む吸血鬼女王。
「くっ!!こ、これは!!なんたる美味!
し、神血でありんすか?
こんな甘美なる味わい…
は、はじめてでありんす!」
神の血など飲んだことはないが
今まで幾久しく生きてきた中で最高の
味わいだった。
それに身体中の細胞が活性化されていくのが
わかる。
チカラが上がったり魔力が上がったりはないが
病みつきになる味わいだった。
「ちなみにまた手柄をあげたら
血を頂けるでありんすか?
あと城はどこに作りんしょうか?」
鎧さんは血の話はスルーした。
主のクロノ次第だから
城は…
無人の孤島、
無人島をスケッチし吸血鬼女王にみせる。
「ふむふむ。
ダンジョン外でありんすね。
そして開拓されていない島に建設でありんすね。
了解でありんす。場所は宛がありんすから!
このあたりにしんしょう。
そしてこの孤島に建設したら念話で伝えればいいで
ありんすか?」
首を縦にふる黒騎士。
「了解でありんす。
なら眷属達と早急に取り掛かるで
ありんすね。では」
と黒い翼を生やし飛び去った
吸血鬼女王。
とりあえず日本ではない
主、クロノの住居は確保出来きそうだ。
国としてやっていくには
ちょっとずつ吸血鬼女王を筆頭に
住人の魔物を確保していけばいいだろう。
と、考える鎧さんだった。
とりあえず吸血鬼女王が言っていた
開拓されていない孤島には目星があるらしく
教えてもらった場所へいくのだったが…
とりあえず転移で地上、アメリカに出てから
飛んで孤島に向かったが孤島はなぜかなかった…
どうしよう…と考える鎧さん。
鎧さんは自分で孤島を探しはじめたのだった。
そのころ吸血鬼女王は
「眷属よ!!」
と、自身の血を分け与えた眷属達へ
孤島に城の建設をするように命を出す。
「とりあえず、準備が出来次第
ダンジョンから出るでありんす。
何千年ぶりでありんしょうか…
懐かしいでありんすね…」
と昔を思い出した吸血鬼女王だった。
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