第329話 奈落50階層ボス
クロノを主としていて
幼少の頃から友達の漆黒フルプレート
こと鎧さん。
本来なら主とし崇拝もしているが、
クロノは友達みたいにしてほしいとの
願いからたまにお茶目な行動をとったりする
インテリジェンスウェポン(知性のある武器)
漆黒のバスターソードを浮遊させながら
ダンジョンへと転移した鎧さん。
クロノが地球で住みやすいよう
魔物の国を作ろうと現在画策中。
とりあえずは知性のある魔物、
話が通じそうな奴がいるとこへ転移した。
そこはアメリカ少女と覆面レスラークロノが
前に行ったことがある奈落50階層ボスの間だった。
ボスは吸血鬼女王
ゴスロリチックなのを覚えている。
自身の剣に血を吸わせ血月牙を
放つ吸血鬼女王を、主のクロノは
真似して黒月牙で破り攻略したのだ。
だが、吸血鬼女王は討伐せず、
女の子だからという理由で見逃していた。
基本的に女の子には甘い主。
だから危害は加えないようにしないと。
と、考える鎧さん。
まずは吸血鬼女王のお城をいろいろ散策。
気配を遮断して、うろつく鎧さんと
そのまわりをグルグル浮遊するバスターソード。
異世界のノーネーム神国、主の自宅はログハウス。
だが、鎧さんはお城もなかなかいいのでは?
と異空間からメモを取り出しスケッチしたり
メモをしはじめた。
主の実家、自国中央は横に広い宮殿になり、
魔物の国を作るならお城が良さそう。
何かあれば迎撃しやすいし、実家の王宮みたいに
するよりカッコ良さを重視しようと
考える鎧さん。
と、吸血鬼女王の寝室へ侵入。
ガチャッ
戸を開ける。
「だ、誰でありんす?!」
寝ていたが戸を開ける音で
瞬時に警戒態勢に入る吸血鬼女王。
可愛らしいゴスロリチックな
ネグリジェを着ている。
だが鎧さんの気配遮断により、
姿が見えない…。
だが確実に誰かいる気がすると
戸の開いた音から誰か侵入してきたことを
感じ取る吸血鬼女王。
「妾を女王と知っての狼藉ありんすか?
姿を見せるでありんす!!」
「…」
揉めるつもりではないから
気配遮断を解除した鎧さん。
ちなみに無機物だからしゃべれない。
「狼藉者め!レディーの寝室に無断で入室とは!
許さないでありんす!八つ裂きにしてくれる!!」
と、口から牙が見え
ネグリジェからゴスロリチックなドレスへと、
どういうわけか
衣装チェンジした吸血鬼女王が鎧さんに
襲いかかってきたのだった。
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